哲科のつぶやき。その8は、人間は考える葦ってやつ。 | そよぎめぐみブログ

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神仏大好き、お化けは苦手。何が見えても聞こえても、生きていくのだどこまでも。

パスカルと言う人が言った、
それなりに有名な言葉であると思う。

「人間は考える葦である」とは、

人間は葦のように弱いけれど、
考えることで、無限の可能性を開ける。

と言ったような意味だと思っている。
ちなみに葦というのは、水辺に生える
背の高い草の一種で、日本だと「よしず」
という日よけに使われていた。最近見ないけど。



偉大な先人の話を、ついでにちょっと
現代風に考えてみる。

パスカルの時代に比べると、
格段に物事のスピードが上がった現代では、
物理的にも比ゆ的にも、私たちは常に、
せかせかと行動することを強いられる。

現代の私たちは「足」、つまり物理的にも
比ゆ的にもフットワークが重要視される、
そんな状態で日々を過ごしている。

「考えない葦」は弱いだけのものであっても、
「考えない足」は機動力は満載なので、
何かをやらかすとしたら、現代の方が断然、
周囲への影響や人間そのものへの影響が大きい。


ならば、今こそ考える時だ、と思う。


経済や文明などと、大きな括りで考えるのも
時には大事だけれど、私たちが変えられるのは、
実は、自分自身だけ。

自分ですら、なかなか変われなくてねー、と
本心から思うなら、集団や世界が変わるのが
どれだけ難しいかは、想像に難くないだろう。

なので、まず自分から。小さなことから。
節電にしろ、断捨離にしろ、趣味にしろ、
自分の心が望むことを始めてみることで、
自分の世界が少しずつ変わる。

やるべきことばかりを優先して来た今まで。
やりたいことも率先してやっていくこれから。

今までやりたい放題だった人には、
やるべきこと優先の日々が来る試練も込みで。



そうして、自分のバランスが変わって来ると、
自分の回りを囲む人が変わって来る。
葦は葦で湿地に密集するように、私たちは、
足並みの揃う相手と歩くようになっている。

自分のペースで、あるけているか。
自分のペースって、なんなのか。
考えることは、沢山あるから、
今日からでも今からでも、少しずつ始めようかな、
と思ってもらえたら、この記事は成功(笑)。