3月15日(日)13時30分の回を観てきました。





場所は下北沢にあります下北沢ザ・スズナリ。







作品は鵺的第13回公演『バロック』








福永マリカさん他の作品でも出演していた方々が多数出演していたので。




今回2回目の観劇で千秋楽になります。





13時過ぎに劇場に到着。





階段を上がって上の階へ。





入口でチケットの半券を切ってもらい中へ。








劇場内に入って席を探す。





今回はB列の1番。





前から4列目の左端の席でした。





舞台上には洋館をイメージしたセット左右に赤い色の階段と上には窓と扉、下の左右には豪華な椅子が置いてあり右側と中央に扉がありその前の床には豪華な絨毯が敷かれている。






13時30分過ぎになり舞台の幕が上がる。





上演時間は約2時間でした。








1回目の公演の感想はこちらから




ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。



信州の地方のある県(長野)の奥深い森の中に洋館がひっそりと建っていた。



数十年前に一度火事で焼け落ちた屋敷を修復したが御厨家の人びとはそこを離れ空き家状態に。




異常な現象が起こる幽霊屋敷になっていたが住み込みの使用人大原圭一(谷仲恵輔さん)により屋敷の体をなしていた。




火事は人災によるもので放火したのは御厨紗貴子(福永マリカさん)本家の人間はほぼその火事で死に絶えたが妹でもある御厨美貴子(笹野鈴々音さん)は生き残る。




しかしその後紗貴子の姿は見ることはなかった。





ようやく屋敷を解体するという話になりNPO法人空家管理機構代表の下村慧子(川田希さん)と高岩総合建設営業部の田所勉武(白坂英晃さん)が屋敷を訪れる。




森に住む浮浪者山城陸郎(吉村公佑さん)は不適な行動をする。




そして御厨家の婿でもある御厨喜四郎(佐藤誓さん)秘書の津山泰子(奥野亮子さん)御厨家長男龍郎(祁答院雄貴さん)次男(養子)光仁(小西成弥さん)三男禎巳(岸田大地さん)長女ひとみ(野花紅葉さん)次女はるか(春名風花さん)もこの屋敷に集まり美貴子もこの場所にやってくるのだが…




2回目という事で内容はわかっていても雷の演出のシーンではドキッとしながら観ていたり出演者それぞれの役柄の個性を注意深く観察しながら観ていました。




鵺的の作品は『悪魔を汚せ』から色々と観させていただいていますけど…この作品は集大成的な風に思っていて他の作品の良さを取り入れつつ新たなものも入れて構築して出来た作品なのかなと。




以前鵺的に出演していたメンバー(福永マリカさん、奥野亮子さん、祁答院雄貴さん、佐藤誓さん)が引っ張っていきならが新しいメンバーの良さを引き出しているようなそんな雰囲気もあって。





個人的には鵺的の作品の中では『悪魔を汚せ』の次くらいに好きな作品になりました。←悪魔を汚せはある意味別格だと思うので





福永マリカさん演じた御厨紗貴子が美貴子(笹野さん)の姉役で実際の年齢では逆の感じではあるんですけど…舞台の上のその役はまさに年齢を感じさせない程にマリカさんが姉で笹野さんが妹という人物が存在していて。




違和感を感じさせない程の圧倒的な存在感をそれぞれに出していたのが印象的でした。





ラストお茶を飲みながら会話する2人は優雅でそれでいて自分自身の意思を貫く強さも感じられたりでそのあたりの駆け引きも良かったです。




今回5兄妹を演じていた祁答院さん、小西さん、岸田さん、野花さん、春名さんも前作とはまた違った兄妹の雰囲気もあって新しさも感じるそんな役柄が印象深かったですね。




佐藤さんと奥野さんのボケとツッコミ(社長と秘書)のような掛け合いも軽快な感じでそのあたりも面白かったですし、川田さんと白坂さんの2人の距離感とそれぞれが別の意味での霊感を持っているところは良い関係性でもあって何気ないやり取りも良かったです。




使用人役の谷仲さんのあの役柄も良い立ち位置で最後までこの屋敷を見守っている姿勢もいい役柄でした。



以前気になる点の話をしたかと思いますが(座る位置の話)ちょうど今回その席に座って見る事になりましたが…思っていたよりもそれほど見えづらくはなく観劇出来たので。




最後はトリプルカーテンコールで幕を下ろしました。




今回新型コロナウイルスの影響もあり公演が打てない場所もあった中、無事に千秋楽を迎えられた事は嬉しい事でもあります。





これから収束の方向に向かっていって演劇の方も以前のような活気が戻ってきてくれる事を願っています。
 



出演者の方々ありがとうごさいました。





最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)