1月26日(日)14時の回を観てきました。
場所は下北沢にあります下北沢ザ・スズナリ。
作品は大人の麦茶第27杯目公演『やっと味がする。』
13時30分過ぎに劇場に到着。
階段を上がって2階の受付で4500円を支払いチケットを受け取る。
劇場内に入る前にパンフレットを購入。
この字のを書いたのは出演者でもある今川宇宙さんが書いたものです。←予約販売されているパーカーの後ろに描いてあるデザインなども今川さんのデザインだとか
劇場内に入って席を探す。
席は前列2列が自由席次にXA席になっていてそのあとA席と続く並びになっていました。
私の今回の席はG列2番。
9列目の左端の席でした。
舞台上には和室のこじんまりとした独り住まいの部屋の中央に小さいテーブルとベッド奥側に台所や換気扇と冷蔵庫、右側には玄関口左端には押入れのセットが組まれている。
少しすると前説を担当する宮原奨伍さんが舞台上へ。
毎回本公演では宮原奨伍さんが前説を担当している定番な時間枠。
今回も和ませるようなトークを展開させていました。
14時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間10分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
中馬タクシーの乗務員でもある渋江十五(岩田有弘さん)は中馬タクシー社員寮『泡立荘』2階の一室に住んでいた。
そんなある日フランス人の女の子のカバンがドアミラーに引っかかった事故とも呼べない出来事で警察に20日も拘留され、運転免許証は取り消されようやく部屋に戻って来ると見知らぬ女性河瀬朱未(小崎愛美理さん)住んでいた。
親しくもない乗務員の木場田光介(農塚誓志さん)の妻でもあり乗務員相手にマッサージを施術するバーを営んでいる。乗務員の高濱清士郎(宮原奨伍さん)副島周(池田稔さん)研修見習いの田尻九一(田名瀬偉年さん)はバーやマッサージを利用していた。
渋江と親しい関係でもある韓国人の女性乗務員キムソヨン(扇けいさん)と敬愛する専務取締役中馬敬三(大森ヒロシさん)から『今日中に荷物をまとめて出て行け』と言われた十五は天井裏に身を隠す事に決めたが…そこには敬三の妻聖子(松田かほりさん)がかくまっていた女性近藤たから(今川宇宙さん)が暮らしていたのだが…
大人の麦茶流の人情味溢れる話の中にも笑いや葛藤、苦しみ、怒りのようなものもあったりで話が進むに連れて話の筋が繋がっていく感じも良かったです。
今回タイトル名が『やっと味がする。』という事もあって個人的にですけど甘味(恋愛)苦味(葛藤、恐怖)辛味(嘘、憎悪)みたいな感じに当てはめて観ていたところはありました。
劇中にビーフシチューが登場するんですけど食べてみたいなと思ったところも。
出演者のそれぞれの個性が旨味となって作品を作り上げているところもまた魅力なのかと。
小崎愛美理さん演じる河瀬朱未はマッサージセラピストでもありまた木場田光介の内縁の妻でもある役柄。
寮の中ではマドンナ的存在でもあって男性の気持ちをほぐす性格でもあったり、夫の嘘に悩んでいるところもあって。
宮原奨伍さん演じる高濱とはちょっといい関係な雰囲気も。
劇中では足蹴をするシーンや歌を歌うシーンなどもあってそのあたりも見どころでもあります。
宮原奨伍さん演じる高濱清志郎は今回の主人公でもある渋江十五とは友人という間柄でもあって、近く寄ってくる人に対しては優しさを見せるもその場限りの優しさでもあってそのあたりを一部の人間から見透かさせていたりする。
今川宇宙さん演じる近藤たからから好意を抱かられているも素っ気ない態度を見せる部分もあって優しい部分と冷たい部分の2面性が見える役柄でもありますね。
後半で専務が愛用していた車(330のグロリア)の車体部分を凹ませた犯人でもあってその罪を十五になすりつけるような感じになってしまうんですけど…←たからを守る為にそうなってしまった
岩田有弘さんと今川宇宙さんの天井裏でのやり取りも良かったですね。
出演者の方々ありがとうございました。
1月29日(水)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)