12月22日(日)13時の回を観てきました。
場所は新宿御苑前にあります新宿シアターブラッツ。
作品はフライドBALL企画vol.36『たんぽぽの雪』
12時25分近くに劇場に到着。
階段を降りて受付で4000円を支払いチケットと整理番号23番の札をもらう。
既に整理番号順に列が並んでいてその列に。
12時30分になり開場。
席は自由席だったので前から8列目の右側通路側の席に座る。
舞台上には右側に椅子やソファ小さいテーブルが置いてあり中央にドアがあり上の方には待合室と書いてある看板がかかっている。
13時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間でした。
ここからはネタばれが含まれますので内容を知りたくない方は読まないで下さい。
とある駅の待合室に身体が冷え切って死に絶えそうな水樹琉(長岩健人さん)は神様と呼ばれるシャコ(松本旭平さん)ハリィ(メアリさん)銀河(小原良太さん)神金貴(尾崎潤さん)珊瑚(伊戸奈楓さん)メノウ(丸岡雅子さん)達に助けられる。
だが生きる力を失っている琉と神様たちとの生活が始まりその1年後。
その場所に1人の女性真宮朱子(青柳伽奈さん)がやってくる。
神様は琉にしか見えない存在だったのだが朱子にもその姿が見えていて。
やがて2人には恋が芽生えるのだが…
琉の家族が交通事故に遭いそこから1人になってしまい親戚に預けられるも疎ましく思われやがて家を出て孤児院に引き取られそこでの仲間には嘘をつかれて好きになっていた人を刺して殺してしまうという人生を歩いてきた主人公が朱子と出逢う事で閉ざしてた心を溶かして一歩進もうとするその生き様は温かくもあって。
実際は琉は死んでいるという設定みたいですけど。
神となって朱子と春のたんぽぽ畑を見れるそんなシーンを想像しながら観ていたところでもありました。
今回ヒロイン役の朱子を演じていた青柳伽奈さんは元気な女性で時に照れながら琉と会話するシーンも微笑ましく思えて姉でもある真宮栞(桜路えりかさん)とのやり取りが姉妹感溢れていて笑えるシーンもあって良かったです。
青柳さんはヒロイン役の他に琉の少年時代役も演じていて朱子とは真逆のような印象でしたね。
琉の両親役でもある水間桜(片瀬なゆきさん)と水間樹(小林和輝さん)の方言を交えたやり取りにほっこりもしたり。←樹は実の父親ではない
待合室の看板の裏には『真知愛室』を書かれていて真実の愛を知る場所でもあるというところもまた深いです。
家族の大切さや好きな人を思いやる気持ちを忘れてはいけないと思えたそんな作品でした。
知人が演じていた空(男役)は孤児院で相方ような存在でもある律(谷田部亨政さん)と後からやってきた琉と3人で共に生活する。周りの人間を信用していないような性格で琉には攻撃的な態度を見せるシーンも。
今回どちらかと言えば悪い感じの役柄でもあるのでそのあたりの感情のやり取りが見えたところも良かったと思います。
序盤ではもう一役(天使の八百屋)をやっていて真逆のような役柄を見られたのも面白かったです。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)