6月23日(日)13時の回と18時30分の回を観てきました。






場所は新宿御苑前にありますサンモールスタジオ。










作品はVoyantroupe本公演『Paranoia Papers 〜偏執狂短編集ⅣΣ〜』聴(ゆるし)の章・橡(つるばみ)の章



12時前(17時前)に劇場に到着。




劇場脇の通路には既に列が出来ていて最後尾に並ぶ。←サンモールスダジオ何度か利用していましたけど並ぶのは初でした




12時25分(18時過ぎ)になり列が誘導され劇場内の階段の方まで案内される。






下に降りて受付で4500円を支払いチケットを受け取る。




席の方は自由席だったので4列目の右側中央の席(左側中央の席)に座る。



舞台上には左右に半円形の階段があり中央上の部分には台座のような椅子が置いてある。←橡の章では右奥に大きな壺のようなセット




13時10分(18時10分)になり舞台の幕が上がる。



上演時間は聴の章が約3時間10分(10分休憩)橡の章は3時間20分(休憩10分)でした。





ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




聴の章

「千年狐狸精蘇妲己凌遅演義」紀元前中国は商の王朝商王紂王(鈴木大二郎さん)は妲己(大森さつきさん)の色香に魅了され王朝は衰退の一途を辿る。罪人や捕虜を使っては新しい刑罰をしていた。そして邑姜(春名風花さん)は囚われの身となり姫伯邑考(折原啓太さん)と姫発(田口真太朗さん)は王朝に乗り込んでいくのだが…



「魔女狩り処刑人PL」16世紀のフランスラブールで起こる魔女処刑。富豪な家に生まれたレベッカ(川添美和さん)マリア(春名風花さん)被服職人からの密告により魔女の疑いをかけられる。やがて自分が魔女であることを口にするのだが…



「向こう側の世界-MIssa-」中世貴族の間で秘密裏に行われていた黒ミサのショートストーリー。


橡の章


「こちら側の世界-Sabbath-」


「アーサーシャウクロウは戦いたい」ベトナム戦争で帰還したアーサーシャウクロウ(山口晃洋さん)はPTSDを抱えながら娼婦を殺害し続けた殺人鬼。カリー中尉(平良和義さん)が引き起こしたソンミ村虐殺事件を辿っていくのだが…



「日本に置き換えております<ナポリの豊年祭のこと<「悪魔の栄え」より<マルキ・ド・サド著」呉屋未来(加々見千懐さん)は孤児であった江藤珠理(春名風花さん)を義理の妹として迎え入れるのだが…



Voyantroupe本公演は今回初めて観させてもらいました。




凄い世界観と普段観る事のない出来事が舞台上で行われていて魂が削がれている思いで観ていたところも。




出演者の方々も身を削るような演技と熱演をされていて圧倒されたところもありました。




作風的に人によっては受け入れられない人もいる作品ではあると思います。




実際あった出来事を元にという部分もあったりそうでない部分もあったり。




なかなかこういった作品って観る機会がないので貴重な経験をしたと思っています。




鵺的などに出演されている川添美和さんは今回聴の章と橡の章に出演されていてどちらの作品でもそこにいるだけで存在感のあるそんな役柄でしたね。


「魔女狩り処刑人PL」ではレベッカ役を演じていて家族を守る為に自ら拷問を受ける事になるんですけど…作品自体笑いは一切なかったりするのですが最初審問官の女性とのやり取りと間の取り方みたいなところがちょっと笑いを誘う?ようなやり取りがあって。



そのあたりもあまり観る事がない感じだったので良かったです。




その後からの色々な出来事には凄かったと言わざるおえないですけど。




春名風花さんも聴の章と橡の章に出演されていてどちらも熱演されていたのが印象的でした。



「千年狐狸精蘇妲己凌遅演義」では悪いことをしていればその事が逆に自分にも返ってくるという戒め的な作品なのかと思ったところもあって。




劇中でのダンスシーンも凄かったですね。




出演者の方々ありがとうございました。



7月1日(月)まで上演していますので気になる方は是非。←チケットは既に完売しています(当日券が若干出る?)




最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)