2月10日(日)13時の回を観てきました。





場所は下北沢にあります本多劇場。








作品はJ-WAVE30周年xゴジゲン10周年記念公演『みみばしる』




以前松居大悟監督の映画作品や舞台を観ていたので観てきました。←アイスと雨音、君が君で君だ、君が君で君で君を君を君をなど




12時30分過ぎに劇場に到着。




階段を上がって入口でチケットの半券を切ってもらい当パン類をもらって中へ。





普段だと入口近くには椅子が置いてあったりするんですけど…その部分はなく中央に物販スペース奥側には贈られた花やJ-WAVEの松居監督の番組『JUNP OVER』の特設ステージのようなものが置いてあったりして。←普段だとこの場所にはフライヤーが置いてある場所だったりするんですけど



本仮屋ユイカさんへの花も飾られていましたね。




劇場入口近くには小さいラジオブースのようなセットが組まれていて12時40分過ぎくらいに松居大悟監督がやってきてラジオトークを始める。






この場所は撮影がOKという事でしたので何枚か撮らせていただきました。




12時50分くらいに劇場の席の方へ移動。



今回はG列17番の席。



前から7列目の中央よりやや右側より通路側に近い席でした。




舞台上には部屋のセットが組まれていて左側には白いソファが置かれた部屋と中央には扉のあるテーブルと椅子が2脚置かれた部屋上の部分にはラジオブースのようなセットがある。





13時5分過ぎになり舞台の幕が上がる。




上演時間は約1時間55分でした。




ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




劇団『サワシステム』のファンであった田島妙子(本仮屋ユイカさん)は制作として入った新人制作。



同僚の制作石村(日高ボブ美さん)からはきつい言葉を投げかけられたりする事もあった。



劇団『サワシステム』の主宰澤(ゆうたろうさん)と劇団員のユキエ(タカハシマイさん)優作(藤井克彦さん)との雰囲気にも馴染めないでいた。



家では父親の田島賢治(市川しんぺーさん)妹の菜絵子(祷キララさん)と3人暮らし菜絵子はラジオにハマっていて聴いていたそんな時、妙子もダッシュ小池がナビゲーターを務める『EAR EARTH』を聴いてラジオの魅力に惹かれる。自分の今の状況を番組宛てにメールで送信。




後日その内容が番組で読まれ嬉しがる妙子だったが…




ラジオ番組(深夜ラジオなど)を聴いていた人達であればわかるラジオトークからの歌紹介の流れの中でラジオを通じて自分たちの悩みなどに答えてくれるリスナー心理をついた話の展開や嘘と真実は紙一重部分が現れている感情のやり取りがリアルに表現された作品で。←番組で読まれたくて嘘の話を作ってしまうんですけど…




嘘と真実に揺れ動く駆け引きとそれぞれのやり取りがこちらにリアルに突き刺さってくるところが良いんですよね。




歌紹介の部分ではワタナベシンゴさんが実際生演奏をしてくれるというシーンもあってそのシーン事の見事なコラボレーションで作品を盛り上げてくれています。



松居監督演出の絶妙な駆け引きと音楽と照明の演出効果が見事に合わさっていてラスト舞台から徐々に客席内に照明が当てられていくシーンが最高に良かったですね。




オーディションで選ばれたそれぞれの役柄の人達も個性に溢れていて今回一般人の方も参加しているというところも特徴のある作品でもあって。




そのあたりがより作品をリアルに描いている部分だと思います。




劇団内でのやり取りシーンも実際にあるような感じだったりしてその部分もまたリアル。




個人的に妙子の父親役でもある市川さんが昔自分も深夜ラジオを聴いていた時代を語るシーンがあるんですけど…



その時に聴いていた番組というのが『鴻上尚史のオールナイトニッポン』だというセリフを言ったシーンでは鳥肌が立ちましたね。



私も深夜ラジオを聴くきっかけになった番組がまさに鴻上さんのオールナイトニッポンだったのでそれ聴いた時には心の中で『うぉぉーー!!』って叫んでました。




当時私も番組内で名前を呼ばれた経験もあったのでまさに今回の妙子の気持ちと同じ感情が生まれたのを今回のこの作品で改めて呼び起こす事が出来ました。



そんな妙子役を演じていた本仮屋ユイカさんの舞台を観るのは今回が初めて。



個人的には劇場版『相棒』での役柄が印象深く残っているんですけど…



今回まわりになかなか馴染めないでいて自分で思っている事を口に出来ない役柄をリアルに演じられていて最後自ら先頭に立ってやり遂げるシーンは心動かされました。



劇団ゴジゲンメンバーでもある本折最強さとしさんや目次立樹さんそして『君が君で君で君を君を君を』にシークレット出演していた鈴政ゲンさんも出演されていたのでそのあたりも面白かったですね。




 終演後はダブルカーテンコール。




そのあと松居監督と阿部広太郎さん、きたむらけんじさん、堀潤さんによるアフタートークイベントが約20分くらいあって。



劇中でカンナで木材を削る大工の岡田(三浦俊輔さん)が見事な削り方をしているというシーンがあるんですけど…三浦さんは本当に大工の仕事をされていてそれが活かされた今回のシーンだったという裏話もされていたり。




一般人の何人かはリアルにその役のままだったりみたいなのでそのあたりも見どころだったりしますよね。




出演者の方々ありがとうございました。




東京公演は2月17日(日)まで福岡公演(久留米シティープラザ久留米座)は2月23日(土)から24日(日)大阪公演(近鉄アート館)は3月1日(金)から3月3日(日)まで上演しますので気になる方は是非。




最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)