本日池袋シネマロサで『the face 品田誠特集』観てきました。
以前上映された『不感症になっていくこれからの僕らについて』の他に『Dear』と『ノンフィクション』という作品を含んだ3本が連続上映。
全て品田誠さんが監督された作品。
20時30分過ぎになり舞台上に登壇者の方々が。
向かって右側から市場紗蓮さん、田中一平さん、秋乃ゆにさん、makotoさん、品田誠さん、紗都希さん、細川岳さん。
その後『ノンフィクション』『Dear』『不感症になっていくこれからの僕らについて』が順番ずつ上映。
そしてトークゲストとして三島有紀子監督が登壇され品田誠さんと話をする展開に。
三島監督とは以前ワークショップに参加した事もあった品田さんが三島さんが講師として呼ばれていてその時が初めてだったという話などから今回作品を観ての感想などを語り。
どの作品にも喪失がある(テーマとして作家、俳優、歌など)という事を言っていました。
その後女性出演者の市場紗蓮さん、秋乃ゆにさん、紗都希さんと細川岳さんが登壇。
客席から役者品田誠さんと監督としての品田誠さんの違いについての質問があって。
それぞれ3人が答えられていました。
ここからはそれぞれの作品を観ての感想を。←ネタばれが含まれますのでご注意下さい
『ノンフィクション』
自伝的小説で過去新人賞を受賞した光一(品田誠さん)だったが私的な内容ばかりで編集担当者の野口(芦原健介さん)からダメ出しを受けていた。
そんな出版社の帰り道で不思議な少女(市場紗蓮さん)と出会い彼女の案内で廃墟のような建物に案内される。
ここが自分の家だという彼女だったが…気づくと元いた場所に戻されていて手には彼女の髪飾りが。
翌日も彼女が現る夢をみる光一。
そんなある日、テレビで行方不明になっている少女の名前と写真が公開されていてそれは光一が見た少女だったのだが…
品田誠さんが出演もされていて芦原健介さんとのやり取りがまた妙な雰囲気を醸し出していてそれが面白くもありました。
芦原さんが癖で眼鏡を触るという行動もまた独特な雰囲気もありつつ。
市場さんのちょっと不思議でふわっとした感じも良かったですね。
作品自体は幻想的でもあってちょっとサスペンス要素もあるそんな作品になっていました。
以前芦原さんの舞台を観ていた事もあって久しぶりに観る演技も芦原さんらしさが出ていました。
『Dear』
女優を目指したいと思うエリナ(秋乃ゆにさん)はなかなか自分に勇気が持てずにいたそんな時『人生は短いぞ』と背中を押してくれるタカシ(makotoさん)
時が経ちカメラを向けるエリナはこれからオーディションがあるという事で自分に気合を入れる為タカシが背中を押してくれたその場所へ足を運んで撮影を始める…
秋乃ゆにさんのオーディションを受ける前と後の表情が全く違っていてそのあたりの部分も魅力的だったりします。
特に後半の自撮りでカメラを回すシーンはいい表情をしていたり生き生きとしていて新鮮さもありました。
以前観た『不感症になっていくこれからの僕らについて』の感想はこちらから
3作品に通して言える事なんですけど演技演技していない素の部分が出ていたりそんなところが品田監督ならではの作品の良さに繋がっているのかと思います。
久しぶりに福永マリカさんのシーンを観ていて以前観た時よりも違った印象を受けたりしていました。
特に『旅の朝』を歌うシーンでは思わず込み上げてくるものがあって。
そのあたりもあらためて観る事が出来て良かったなと思います。
3作品共に違った色合いを魅せていた作品で観れて良かったと。
出演者の方々ありがとうございました。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)