6月26日(火)19時の回を観てきました。
場所は十条にあります犀の穴。
作品は犀の穴プロデュース『黄雏菊Rudbeckia:anjir zero』。
民本しょうこさんが出演されていたので観てきました。
18時過ぎに到着。
受付で4000円を支払いチケットを受け取る。
18時30分になり開場。
チケットに書いてある入場整理番号順に案内される。
席は自由席だったので3列目の通路側寄りの右側の席に座る。
舞台上には中央に向かい合わせのパイプ椅子と小さい机右側にはソファがあり奥側の黒壁には白く下から30、38、40、46、50、56、60、66と数字が書いてあり天井の照明付近にはルドベキアが吊り下げられている。
19時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
平成28年9月25日深夜。
高王子署管轄内の公園で男の遺体が発見される。
40代無職コンビニエンスストアーアルバイト勤務の清宮亮祐(三宅法仁さん)彼の携帯電話を調べるともう一つの名前でもある『みやはらきよし』の名前が…彼は童話作家でもあった。
彼は生前、白石(島田雅之さん)の口座に多額の金を振り込んでいた事実もあり。
そんな中刑事課捜査第1係廣木巡査(土田卓さん)が捜査に乗り出す。清宮と離婚調停中の妻七瀬(田辺理沙さん)への事情聴取の最中後輩の町田巡査(沖田幸平さん)がセクハラ騒ぎを起こしてしまう。
捜査第1係係長安西警部(阿部博明さん)は男性捜査員だけでは参考人の女性が多い捜査では難しいと考え生活安全課の雛森里美巡査部長(椎名亜音さん)を応援要請する。
廣木と連携して捜査を行う事になる雛森だったが2人はある万引き常習犯を巡る事件でお互いの意見の食い違いもあり相性は最悪だった。
捜査線上に浮かぶ童話作家兼雑誌ライターの栗山(民本しょうこさん)出版社社員佐山(水野夏子さん)にも事情聴取する事になるのたが…
刑事ドラマを思わせるような展開が舞台で行われ
それぞれの人間模様が描かれていく作品。
刑事ドラマ好きとしては作品の世界観に入り込んで作品を楽しんでいました。
容疑者に浮上する人たちは女性出演者が多く綺麗な方々ばかりなのでそのあたりも見どころの一つ。
出演者それぞれ個性豊かな人たちが揃っていてセリフの掛け合いも流れるような展開だったのも印象的でした。
演出の方もまた魅力的でラスト土田卓さんが左右から赤いライト(踏切音も鳴っている)で交互に土田さんを照らすんですけど左右に映し出される土田さんの表情(半分)が善と悪みたいに見えてそのあたりも印象深かったです。
この作品の象徴とも言えるルドベキアの花言葉。
正義、公正、あなたを見つめるの意味合いが大きく関わってきているところにも注目です。
民本しょうこさん演じる栗山は童話作家でもあり亡くなった清宮のゴーストライターでもあった役柄。
妻がいる清宮の愛人の1人でもあって物静かな感じ(ミステリアス)でもあるんですけど内に秘めているものはまた強い感情などもあって。
ほのかな色気もある大人の女性役はここ最近のぶっ飛んだ役柄とは全く違う新しい一面が見れた役だったりしたので観ていて新鮮でした。
色気と言えばキャバクラ『マーメイドパンプス』のナンバーワンホステスアカリ役の鶴田葵さんの存在感が凄かったですね。
色気が満ち溢れていて一回みたら忘れてない程のインパクトがありました。
アカリの色気で男性出演者が落ちていくシーンも見どころの一つなのかと思います。
椎名亜音さん演じる雛森は真面目な警察官役でこの作品の中では冷静な場所にいる立場の人なのかと思ったりしてみてました。
マーメイドパンプスオーナーの白石との事情聴取シーンでのあのひるむところは女性ならではの部分が出たところなのかと。←唯一冷静さを失う?ところ
終演後21時からは出演者全員によるトークイベントが開催されました。
司会進行役は椎名亜音さん。
題材は劇中にも登場する清宮(クズ男)について有罪か無罪かを出演者が討論するような形で最終的に話を聞いた客席の方々の拍手が多かった方で決めるというもの。
出演者の他に今回脚本演出を担当された細川博司さんも参加。
その中で民本しょうこさんが清宮の愛人役だったという事で土田卓さんを呼んで愛人の芝居設定をする思わぬ展開があったり。
それぞれが思う事を話したりしていました。
劇中では清宮は妻や愛人たち4人の女性に200万円ずつ分けて遺産を残すというシーンがあるんですけど。
その平等にわけるという行為に傷ついたという意見も。
最後この清宮の元になった実体験?は細田さんなのではないかという展開になり…
最終的には有罪という形でトークイベントの方は終了しました。
劇中では見られなかった出演者の素顔?のようなものも見れて楽しかったです。
出演者の方々ありがとうございました。
6月27日(水)まで上演していますので気になる方は是非。
最後まで読んでいた方もありがとうございます(o^∀^o)