6月13日(水)19時の回を観てきました。
場所は赤坂見附にあります赤坂RED/THEATER。
作品はエヌオーフォー NO.4『バクステ』。
福永マリカさんが出演していたので観てきました。
本日が初日公演になります。
18時過ぎに劇場に到着。
階段を降りて下にある受付で4800円を支払いチケットを受け取る。
右側では物販コーナーもあり2種類のパンフレット(赤版、白版)とブロマイドなど。
私は2種類のパンフレットと福永マリカさんのブロマイドを購入。
ブロマイドは4枚入っていてどれもいい写真でした。
物販の方は公演を観ない人でも購入可能のようですので是非みてみて下さい。
※当日精算の方は先にチケットを購入後、物販コーナーを見るようなかたちで開場前であれば一旦外に出た方がいいかと。
18時30分開場。
チケットの半券を切ってもらい劇場内へ。
今回の席はE列の1番。
前から4列目の1番左端でした。
舞台上には中央あたりにホワイトボードがあり長机やパイプ椅子機材関係やらが所狭しと置いてあるセット。
開演30分前から出演者が次々と登場するので最初から観ていた方がいいかと思います。
19時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間30分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
舞台セットを作っている裏側のスタッフルームその場所にやってくるヘアメイクチーフの味方(ふじわらみほさん)メイク助手の笹本(難波なうさん)振付助手のアキ(前島亜美さん)達が音響チーフ亀田(上杉輝さん)の音響助手の岩清水(望月瑠菜さん)のうわさ話をしている。
そんな中、制作助手の嶋(小西成弥さん)が舞台DVD映像特典撮影の為やってきた山野本(白又敦さん)を紹介する。
慌ただしく入ってくる照明チーフの東(瀬尾タクヤさん)と忙しく行き交う照明助手の桜木(福永マリカさん)の姿もあった…
小屋入りから場当たりゲネプロそして初日公演が終わるまでの舞台裏からみた裏方ならではの真っ直ぐな作品。
それぞれに思うこだわりがあってぶつかり合いお互いわかり合うシーンもあり情熱がこちらにも伝わってきた作品になってました。
作品を作る為の苦労なども語られていて観劇する機会が多い私にとってもこんな事をしながら舞台が作られていくんだなと改めて知るところもあってまた舞台の見方が変わりました。
所々で笑いも取り入れていたりするのでそのあたりも面白い。
出演者も多かったりして誰が誰なのかわからなくなるかな?とも思っていたのですが…1人1人のキャラが濃いので印象もかなり強かったのでそんな事はなったです。
男性出演者女性出演者共に個性豊かな人たちが揃っているなというところが大きいところ。
舞台用語などが出てきたりするんですけど…初心者にもわかるように説明するシーンがあってこれそう言う意味なのかという場面が色々ありました。←照明のシュートなど
劇中に登場する金兵衛のお弁当も気になりましたね。
冒頭での舞台セットを作っている音声は流れていて舞台に全く人が出て来ないというシーンが約2分くらい続くんですけど…いつ出てくるのかと緊張な面持ちで観ていました。
福永マリカさん演じる桜木もとこは照明部の照明助手で瀬尾タクヤさん演じる東の片腕でとして働くスタッフ。
仕事はバリバリできて他の女性スタッフからも仕事の出来る女性として見られているそんな存在。
私生活はバツイチ子持ち(しょうへいという息子を持つ母親)という一面も持っている。←もと旦那さんはダメ男だったらしい?
Tシャツの袖を捲り上げて照明機材を運ぶ姿は凛々しかったですね。
多分バツイチ子持ち役って初めてなのかと思います。
そのあたりも見どころですね。
東の言葉に従う絶対的信頼感をもっている姿勢や職人肌みたいなものも感じたり。
リポビタンDやウィダーインゼリーを一気に飲む姿も男勝りなそんな雰囲気も。
お母さん役でもあるので子供の話になると優しい感じになるところもまたいいですよね。
瀬尾さんとの掛け合いも息があっていていいです。
最後桜木と東のシーンで東が桜木に息子に渡してくれと紙袋を渡すシーンも印象的でした。←ちょっと告白?みたいな
望月瑠菜さん演じる岩清水は音響チーフ亀田(上杉輝さん)の音響助手でマリカさん演じる桜木とは真逆をいっている役柄で仕事は失敗ばかり女性スタッフからは男性に色目を使っていると陰口を言われる。
そんな岩清水をうまく指導する事が出来ない亀田、仕事は出来る亀田だが仕事を教える立場になると消極的になってしまう。そんな2人のやり取りと仕事に意欲を見せ始める岩清水の後半の成長振りも見どころなのかと。
前島亜美さん演じるアキは振付助手で人手の足りない衣装を作る手伝いをする事になる。ダンスにかける思いは人一倍強くダンスを軽くみている役者ナオト(齋藤健心さん)にダンスを熱く語るシーンもいいですね。
ヘアメイクチーフ役の味方(ふじわらみほさん)とメイク助手の笹本(難波なうさん)の存在も大きく。味方はこの舞台の陰のリーダー的存在で笹本との絶妙なやり取りと毒舌なども入れてくるところもまた魅力的な役柄。
舞台美術の赤澤(根本正勝さん)と舞台監督の小倉(小林健一さん)そして照明チーフの東(瀬尾タクヤさん)がそれぞれセリフをぶつけ合うシーンは熱く出演者を大切に思う小倉といい作品にしようと思う赤澤、限られた時間の中でどうすればいいのか模索している部分もまた見どころでもあります。
役者馬鹿という言葉がありますが舞台監督の小倉の一つ一つ階段を上がる役者より階段を転げ落ちる役者の方がいいというセリフも納得出来るところも。
やめられないから役者を続けているというセリフを放つ利根川渡役の柏進さんの独特な演技も凄かったです。
出演者の方々ありがとうございました。
6月17日(日)まで上演していますので気になる方は是非。←チケットは完売当日券もキャンセル待ちのみ
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)