6月6日(水)19時の回を観てきました。
場所は池袋にありますシアターグリーンBIG TREE THEATER。
作品はENG第8回公演『山茶花』。
出演者が知っている方々が多いというところもあって観てきました。
18時20分近くに劇場に到着。
受付で4800円を支払いチケットを受け取る。
正面玄関の奥側では物販コーナーがありパンフレットを購入。
階段を使って上の階へ。
階段の踊り場で女性スタッフの方から当日パンフレットを受け取り劇場内へ。
今回はH列11番の席。
後ろ側の中央寄りの席で舞台全体を観る場所としては良い席でした。
舞台上には白い段差のあるセットと上からは白い布地?セットが垂れ下がっている。
18時56分くらいにENGのプロデューサーでもある佐藤修幸さんが前説の為舞台上へ。
注意事項や異文化コミュニケーションについての話を少しされていました。
19時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間20分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
※今回ネタばれはあまりしないようにとの事なのでそのあたりも考慮した内容で。
飛騨の山奥に生息する妖怪やまこ。
この妖怪は雄しか生まれないため人間の女をさらい子を産ませるそんなしきたりがあった…
やまこの青年サンサカ(丸山正吾さん)と弟分でもあるヒゴ(星璃さん)とシシ(シトミ祐太郎さん)は嫁探しのため妖怪の里から人間界に降り立つ。
その道中で山賊に襲われていたつばき(小玉百夏さん)とおひの(長橋有沙さん)と出会う。
生まれて初めてみた女に話しかけるつもりだったが山賊に捕まってしまう。
連れ去られた先は人里離れた森の奥にそびえ立つ永楽院。
そこには大商人の藤村源兵衛(大野清志さん)と源兵衛を慕う千里(水野愛日さん)と音羽(楠世蓮さん)の姿もあったのだが…
前半から見せる殺陣のシーンとオープニングでの出演者による山茶花の世界観ある踊りを観て作品に引き込まれていって。←踊るシーンも独特なところもあって
2時間20分という時間を思わせないほど作品にどっぷりと浸かってあっという間でした。
特に後半では泣かされるシーンが多々あって。
感動させられっぱなしでした。
出演者1人1人の役柄も魅力的な人たちばかりでその中でも癖のある人たちも多く存在感も放っていました。
男性出演者の格好良さと女性出演者の美しさみたいなものも感じられて。
見どころも多いこの作品。
後半のシーンを例えるなら花が美しく散るようなそんなイメージ。
サンサカ、ヒゴ、シシの義兄弟のあのシーンではスリーズ(三国志をモチーフにした作品)を思い出すような語りがあったり。
高田淳さん、福地教光さん、石部雄一さんのそれぞれの役も熱い。
色々伏線もあって何故こうなっていったかという展開も最後まで見逃せないところ。
侘助役の平山佳延さんの芸達者振りには眼を見張るものもあって。
しらたま役のCR岡本物語さんも今回陰ながらの部分もありつつの存在感。
前半での笑い要素に貢献しているおひの役の長橋さんの存在も大きい。
丸山正吾さん演じるサンサカは呪われた子として言われヒゴとシシから慕われているいい兄貴分的な存在。
人は殺さないという気持ちを抱いていてそれを最後まで貫き通す純粋さもこの役ならでは。
つばきの事を好きになりそのひたむきな純粋さがこの作品の良さと重なっていい存在感を出しています。
サンサカの名前は山茶花からきているところもあり花言葉が『理想の恋』というところもこの作品のポイントになるキーワード。
それぞれの恋の行方と結末。
松木わかはさん演じる三國は男性が苦手で言葉が喋れないという内気な役柄。
以前観た魔女役とは全く違う役柄にも驚いたんですけど…凄く繊細な役柄だと思って観てました。
後半でのあの笑顔になるシーンも良かったです。
最後の最後でのあの演出も良かったですね。
カーテンコールでは小玉百夏さんが挨拶をされてそのあとは福地教光さんも挨拶するシーンも。
出演者の方々ありがとうございました。
6月10日(日)まで上演されていますので気になる方は是非。
殺陣のシーンが多いので怪我なく千穐楽まで走り続けてくれる事を祈っています。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)