1月30日(火)19時の回を観てきました。
場所は新三河島にありますキーノートシアター。
作品はcoconkukanunity vol.3『浦島の子』。
鈴木はるかさんが出演されていたので観てきました。
舞台に立つのは2年振りになるんですよね。
キーノートシアターも今回が初でした。
18時過ぎに到着。
18時30分になり開場。
階段を降りて地下1階へ。
受付で3000円を支払いチケットを受け取り劇場内へ。
席は自由席だったので3列目の右側寄りの席に座る。
舞台上には防波堤のようなイメージのセットが組まれている。
19時過ぎになり舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
ここは日本の何処かにある孤島。
そこに住む島民の若者たちは島を離れて夢を持って旅つそんな仲間を見送る千葉直樹(安井秀和さん)と島木エリ(三浦真由さん)
そんな仲間たちが再び島へ戻ってくる。
同じく八田半蔵(谷澤翼さん)と舎弟でもあるさぶ(南雲祐輝さん)も島へやってくる。
島民は外から来た来訪者の話をする中で半蔵を一目みた直樹は学生の頃転校してきた半蔵だと気づく。
半蔵が連れてきたリゾート開発の社長でもある藤村英治(松尾和樹さん)と秘書の市村真希(吉田紗莉奈さん)と島民たちが集まってリゾート開発についての話し合いをする事に。
島民にとっていい話でもある一方で直樹たちは自分たちの思い出の場所が無くなることに納得いかないところもあるのだが…
島民たちの温かさのあるやり取りがちょっとほっこりさせられるところもあって。
リゾート開発を巡り豊かさを取るか思い出を取るかのそれぞれの考えや思いが波のように押し寄せてくるようなそんな感情のやり取りに魅入った。
演出上での島民たちが夕日を見るシーンが好きですね。←島民たちは背中越しで
音楽や音や映像でみせるシーンもいい雰囲気で良かったり。
一部の出演者が方言も使っていて大分弁や鹿児島弁、大阪弁など色々と混ざり合っていてそんな方言を出演者の方の話しだとハッタリ弁という風に言われているようでそのあたりにも納得。←劇中に登場するハッタリ半蔵とかけているのかと
鈴木はるかさん演じる稲村雫は稲村猛(田口裕也さん)と結婚していてお腹に子供がいる役柄。←学生時代からの付き合いで雫は外の地域からやってきた
温厚な雰囲気もあってセリフは少ないところもあるんですけどその場にいるだけで穏やかになれるようなそんな印象もあって。
今回のリゾート開発では賛成派でもあるんですが…その理由としては島にはなかった病院がリゾート開発で建設されるというところが大きく。
猛の思い出の場所が無くなるという気持ちも察している中で産まれてくる子供の為を思ってというところもあっての決断。
最初島民の殆どが反対というところだったりするんですけど…次第に豊かになっていく(金銭的に)恩恵を受け始めて徐々に気持ちの変化もあらわれて。
島民全員が賛成というかたちでラストを迎えるんですけど。
そこまでのそれぞれの思いみたいなところも見どころの1つでもあります。
個人的には男性キャストの友情みたいなやり取りが好きだったり。
今回この作品の脚本演出をされた松井カズユキさん何処かで聞いたことあるなと思っていたら以前鈴木はるかさんも出演されて観ていたフロアトポロジー『桜の餌 レトルト編』ではるかさんの夫役を演じていたのが松井カズユキさんだったみたいです。
直樹役の安井秀和さんと八田半蔵役の谷澤翼さんとのやり取りも好きなシーンの1つでラストの半蔵が直樹にいう『思い出は心の中に残っている』というセリフもグッとくるものがあって。
野村新八役の渡邊秀夫さんの渋さのある父親役はかっこ良かった。
新八の娘でもある海役の田中里実さんと三島大樹役の山本良太さんのあのじゃけんにされるやり取りもいいですよね。
結果お金を持っている人だったら付き合ってもいいみたいな言葉がラストで大樹を苦しめるところにも繋がってくるところもあるんですけど…2人の役柄も好きでした。
他の出演者の方々の役どころもそれぞれ個性が出ていていい作品でした。
出演者の方々ありがとうございました。
2月4日(日)まで上演されていますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)