12月30日(土)13時の回を観てきました。
場所は池袋にありますシアターKASSAI。
作品は企画演劇集団ボクラ団義vol.20『ぼくらの90分間戦争』。
ボクラ団義10周年記念作品になる公演。
ボクラ団義メンバー総出演という事で観てきました。
12時30分近くに劇場に到着。
開場していたので入口で半券を切ってもらい中へ。
その奥では出演者の春原優子さんがスタンプカードを押す対応をしていました。
劇場内に入ると出演者の中村宜広さんがスタンプカードを配布していて受け取る。
今回の席はB列の11番。
舞台上には黒いソファが中央に置いてあり本棚や右端にはテレビなどが置かれた部屋のセットが組まれている。
13時40分近くになり主宰の久保田唱さんが舞台上へ。
ボクラ団義ではお馴染みの前説という事で出演者でもある大友歩さんと添田翔太さんが舞台上へ。
舞台の手前側に描いてある狐の絵や足跡の絵などが描いている場所があるのですがその絵を描いたのが大神拓哉さんだったようでそれがまるで久保田さんや大友さんをイメージしたような事なのかと。←足跡は大友さんの『歩』とかけていたのかと思っていました
久保田さんが大神さんに言ったところそういう事で描いた訳ではないがそういう事に的な話になったとか。
3枚目の左端に写っている手で狐を作ったものが写り込んでいたりしますけど。
そんな狐の話題から久保田唱さんのツイッターアイコンを狐に変えるという指令?のようなものがあり1日限定で変わっていたようです。
前説も終わり13時になり舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間40分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
中学時代に起こしたある事故…その数年後中学の同級生でもあった賢一の見舞いに集まる同級生富澤幾馬(沖野晃司さん)渋谷薫(竹石悟朗さん)竹田奈緒(大友歩さん)篭屋祐(添田翔太さん)江藤光希(平山空さん)たち。
富澤、渋谷は過去の事故について何かを隠している口振りでそんなやり取りをみていた賢一の兄綾瀬和哉(大神拓哉さん)は探りを入れてくる。
富澤、渋谷、篭屋が揃うももう一人の人物田西純弥(高橋雄一さん)は姿を現さずLINEのやり取りの中で賢一の中学時代の彼女でもあった水瀬愛(松嶋沙耶花さん)も話に入ってきて。
他にも賢一に関わる人たちが次々と部屋に入ってくるのだが…
静かな部屋の中で展開される濃厚な会話劇に魅入ったところもあって。
何作品か観てせてもらっていてオープニングのあのワクワクするような展開が好きだったり笑いどころもあるそんなボクラ団義の作品でしたが。
今回は今までとは違った部分を見た気がします。
セリフひとつひとつにも重みがあって作品が徐々に核心に迫ってくるにつれて見応えもあって。
出演者の技量があるから会話劇として成り立つこの作品にはそれが感じられました。
今回初めて演じられる姿をみた大音文子さんの貝沼役の序盤のあの面白いやり取りが良かった。
多分あのシーンがこの作品での唯一の笑いどころでもあって貴重なシーンでもあったなと。←他にも僅かに笑えるところもないわけではないと思いますけど
竹石悟朗さんの役所も今回需要な人物でもあって事故について自分も関わっている事の罪悪感や葛藤するシーンでの感情が出ているシーンは良かった。
平山空さんの実は事件の事を知りつつもその思いを隠している姿や表情も出ていて元彼氏役の竹石さんとのぶつかり合うシーンも印象深くて。
今回賢一の中学時代の友達を冷静にそれでいて鋭く突いてくる大神さんのセリフも淡々としているようで深さがあるそんな印象を受けました。
それぞれが90分間相手に向き合って戦っているイメージだなと今回の作品を観て強く感じたところでもあります。
本編が終わった後は大神拓哉さんのお見送り会とボクトークイベント。
大神さんの実家が神主という事でこれから帰らなければならいという事で出演者と客席の方によるお見送り。
出演者と客席による『サライ』の合唱や『負けないで』の歌で再び舞台上に戻させるやり取りを15分近く行ってそのまま劇場を後にする大神さん。
その後のボクトークでは今までボクラ団義の作品を振り返りながら当時あった出来事をそれぞれ語るというコーナー。
司会進行は竹石悟朗さんと平山空さんが担当。
私もボクラ団義を知って日も浅い事もあってそんな出来事があったのかという裏話的な内容に思わず聞き入っていました。
終演後入口近くで先行予約のフライヤーを受け取りパンフレットを購入。
東京公演は2018年1月15(月)までシアターKASSAIで大阪府公演は2018年1月19日(金)から21日(日)まで@インディペンデントシアター2ndで行われますので気になる方は是非劇場へ。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o