10月7日(土)13時の回を観てきました。
場所は下北沢にあります本多劇場。
12時になり当日券の発売。
入口の受付で7500円を支払いチケットを受け取る。
その後開場時間まで下北沢を散策。
12時30分過ぎに劇場に戻ると階段には行列が。
12時30分になり開場。
チケットの半券を切ってもらい中へ。
入口では本公演のパンフレット(1800円)や来年発売予定の『関数ドミノ』DVDの予約も行なっていました。
そのまま劇場内へ入り席を探す。
6列目のやや中央よりの席で見やすかったです。
舞台上には左側にはベットに電気スタンド右側にはストーブの上にやかんが置いてあり中央奥側には格子の大きな窓がある。
13時過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間でした。
とある都市で奇妙な交通事故が起こる。
信号のない横断歩道を渡る歩行者のところに速度も落とさず車がカーブしてくる。
しかし車は歩行者の数センチ手前で、あたかも透明な壁に激突したように大破。
運転をしていた新田直樹(鈴木裕樹さん)は助かるも助手席に座っていた奥さんは重傷。
目撃者は3人。
事故処理を担当している保険調査員の横道赤彦(勝村政信さん)は関係者を集めて検証を始める。
するとそのうちの一人でもある真壁薫(瀬戸康史さん)がある仮説を立て裏付けをしようと動き出す。
ドミノという能力を持った人物とは…
交通事故に遭遇した人たちとそれに関わる人たちの人間模様を描いた作品で。
この作品に登場するドミノという存在が今回大きな鍵になっています。
ドミノとは自分がこうありたいと強く念じた時に色々な奇跡を起こす存在いわば神のような人物。
そのドミノだと疑われる左門森魚(柄本時生さん)。
もちろん本人はそんな事は知らずにいるわけで…後半で明らかになる本当のドミノがある人物だとわかった時のその人物が葛藤するシーンも凄味がありました。
今回出演されている方々はテレビドラマ関係で観たこともあって知っている人たちが多かったですけど舞台で観たのがほぼ初めて。
出演者のそれぞれの役どころから話の展開に至るまで観ていて安心感みたいなものもありました。
最初のシーンで暗がりから突如ガラス窓に大破した車のセットが現れる瞬間には少しゾクッとするところもあって。
音や演出などが以前観た鵺的『奇想の前提』と雰囲気が似ていると感じられ。←演出は同じ寺十吾さんでしたから
この作品では笑いの部分が少なかったりしますけど…その少しの笑いを提供しているのが勝村さん演じる横道の存在。
テレビドラマでも時に2枚目役や3枚目役も演じているのを観ていたので今回の役もそんな2面性が伺えました。
瀬戸康史さん、柄本時生さん、小島藤子さんの存在も大きかったですね。
特に瀬戸さんと柄本さんはこの作品の要的な存在でもあるので。←作品とは関係ないですが個人的に柄本さんが下北沢で育っているところも気になる部分でした
2人の感情を剥き出しにしたシーンは見どころのひとつだと思います。
八幡みゆきさんも初めてみた方でしたけどとてもいい役者さんかなと思ってみていました。
作品も後半に行くにつれてジワジワくる展開も人の闇の部分が徐々に開放されていく感覚もあって見応えがあります。
出演者の方々ありがとうございました。
東京公演は10月15日(日)まで。
その後北九州芸術劇場中劇場にて10月21日(土)から22日(日)。
大分、福岡、北海道、兵庫と公演が続きますので気になる方は是非劇場へ。
最後まで読んでいただい方もありがとうございます(o^∀^o)