9月2日(土)18時の回を観てきました。
場所は池袋にあります東京芸術劇場シアターウエスト。
作品はキ上の空論#7『青の凶器、青の暴力、手と手。この先、』。
17時30分近くに劇場に到着。
入口でチケットの半券を切ってもらい当パンを受け取り中へ。
入口右側では物販コーナーがありブロマイドやパンフレットも販売されてました。
劇場内へ入って席を探す。
前から10列目の通路側の席でした。
比較的後ろの方でしたけど全体がよく見えて出演者の方の表情もわかる感じでした。
客席は段差があるので前の人の頭で見えないような事は少なかったりするのかなと。
舞台上には客席からみて左側に椅子が3脚右側に1脚中央あたりキャスター付きの椅子が置いてあり上の方にも四角いかたちをいくつも重ねたセットが組まれている。
18時10分舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
とある学校の保健室で気を失って寝ている愛美(高橋明日香さん)そんな様子を窓から葵(新垣里沙さん)が覗き込む。
目を覚ます愛美に葵は自分がボールをぶつけてしまって気を失ったと話す。
殆ど面識のない2人だったが愛美は葵の事を気にし始めるのだが…
作品は家族や友達、学校内での話が展開されていて夢の中?のような話でもあり現実のような話でもある出来事が語られる。
手拍子(一拍)で場面転換されていくシーンがあってそのあたりは今まで観たことのなかった演出だったりするので観ていて新鮮でした。
タイトルがインパクトのあるものだったりしたのでどんな意味があるのかなと考えていたんですけど…後半でその意味がわかりました。
津波に家が流されてしまうというシーンがあるのですが…青の意味は津波のことなのかなと。
それでこのタイトルの意味を理解したような気がしました。
東日本大地震のあの津波の映像が頭をよぎりました。
作品の中では笑いもあったりそれぞれが抱える悩みがあったりそんな色々な出来事が詰まった作品になっていて。
好みも分かれる作品とも思ったりしていたんですけど。
出演者の方々の熱意と繊細さも感じられた作品でした。
岩井七世さん演じる茜は葵の姉役で足の不自由な母親の世話をしていて少しその事に疲れている部分もあり葵に対して強い口調で言い放つ。
最初怖いイメージがあったんですけど…後半で妹の葵の事を守る為に必死なっている姿をみて大切に思っているんだなと思ったところが感動しました。
岩井七世さんの舞台を観に行くのがかなり久しぶりで出演はそれ程多いわけではなかったてますけどその存在感はありましたね。
高橋明日香さん演じる愛美はこの作品ではヒロイン的な存在で学校では絵を描いていたり舞台にも参加していたりする役どころ。
葵の性格とは真逆のような立ち位置でそれがまた役の良さを引き出していたような気がします。
以前ボクラ団義の『今だけが戻らない』という作品で初めて高橋さんを観たんですけど。
今回は笑わせる役としても一役かっていた部分もあって違った魅力も観れました。
9月10日には朝劇下北沢『いつものいつか』にゲスト出演されるようなのでそちらも楽しみです。
葵役の新垣里沙さんは先日『りさ子のガチ恋♡俳優沼』の芝居も観せていただいていてあちらの役のインパクトも凄かったですけど…今回のこの役どころもまた存在感がありました。
内に秘めた気持ちをあまり出さず悪ぶった行動をしていたりするんですけど。
実は家族の事を大切に思っている部分を秘めていて後半のシーンでそれが伝わってきました。
男性キャスト陣もまた個性的な方々が多くて恩田役の野口オリジナルさんと赤城役の須田拓也さんはインパクトがありましたね。
出演者の方々ありがとうございました。
本日千秋楽になりますのでチケットの方は満席のようですけど観れる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)