7月30日(日)14時30分の回を観てきました。
場所は中野にあります中野テアトルBONBON。
14時過ぎに劇場に到着。
チケットの半券を切ってもらい階段を上がって2階へ。
前から5列目客席側からみて左側の通路側よりの席でした。
舞台上には客席側からみて左側に本棚のようなセット右側にはガラス窓をいくつか貼り合わせたような感じのもの中央には石壁に草が巻きついていてその真ん中は長方形の穴が開いているようなセットが組まれている。
上演時間は約1時間55分でした。
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三重県旧志摩郡の南端に小島が浮かんでいる地元の人間は沖の島と呼んでいるが…かつてパノラマ島と言われた場所でもあった。
そのパノラマ島に携わった菰田家の末裔が今でも住んでいる。
そこで起こる菰田家の出来事とは…
千秋楽という事もあって出演者の気持ちがのっているような感じを受けました。
今回5回観劇しましたけど、演出を変えて上演されたところもあって同じシーンでも全く違った感じに観れたのが良かった部分でもあります。
個人的には変更された15年前のパノラマ島の最初のシーンが良かったんですけどね。←千秋楽でもそちらが上演されました
遠くから観劇するのと近くで観劇するのとでもかなり印象も変わりますし、近くで観た方が役者の方の表情が観れるというのが一番大きいかと思います。
たまにこんな表情をするのかと思ってみたりするところもあってそのあたりが舞台ならでは楽しみでもあります。
福永マリカさんが演じた燦子という役も印象深く記憶に残りました。
まだあまりやった事のない役柄観るのが楽しみでもあります。
パノラマ島綺譚の原作も読んでおいたのでそのあたりもあって作品の世界観に浸りながら観ていました。
大暗室の原作も気になってはいるんですけどね。
江籐修平さん演じる冷牟田高明は東亜リサーチ&コンサルティングの社員。
かつて殺人が行われた場所を観光地にする為ダークツーリズム『悲しみの継承』を提案する。
過去の犯罪書物をいくつか読んでいて『大暗室』の大曾根龍次に憧れを抱き赤い渦巻の殺人を真似た人物。
見た目は穏やかな感じではあるが内面部分では怖い存在。
ラストシーンのあれがそれを物語っています。
中山朋文さん演じる進藤力はパノラマ島の管理人を任された人物。
伽倻子の夫でもあり日美子や建日人の父親でもある。
伽倻子と別れさせられたあと静代に懇願してパノラマ島の管理人になりそれを恨んでいる伽倻子。
穏やかそうにも見えるが怒らせると怖い部分も。
久貝との関係が今回の作品では大きな存在。
中村暢明さん演じる団一朗は久貝に雇われた何でも屋。
今回日美子、建日人、燦子の3人をパノラマ島へ呼び戻す為に雇われる。
今回の作品では謎の多い人物でありラスト江戸川乱歩ではお馴染みの怪人二十面相だという事が明らかに。
簡単ではありましたけどキャストの紹介を交えて今回観劇レポを書いていきました。
こちらの観劇レポも全て終了になります。
またひとつ記憶に残る作品に出会えたと思います。
出演者の方々ありがとうございました。
10日間に渡る全15公演本当にお疲れ様でした。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)