1月25日(水)19時の回を観てきました。
場所は中野にあります中野ザ・ポケット。
作品はディー・コンテンツプロデュース第2回公演『Re:call』
既に劇場前には開場を待つ人達が。
受付にて4800円を支払いチケットを受け取る。
18時30分開場。
6列目の客席側からみて左側から5番目。
比較的前の方の席だったので見やすかったです。
舞台上には客席側左側に階段があり上下で芝居の出来る白いセットが組まれている中央近くには入口?のような場所も。
19時過ぎになり舞台の幕が上がる。
上演時間は約2時間20分でした。
ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。
佐倉祐一(高田淳さん)は娘を助ける為車とぶつかる気がつくとその場所は雪山、そこには謎の女性(栗生みなさん)の姿。こちらの事を知っているかのように話をする女性はここは1992年だという…
この場所が記憶に覚えのある場所だと気づき雪の中その場所へと向かっていくのだが…
前半は色々と謎を含ませてた話の展開と後半につれ繋がっていく謎の数々2時間20分とはいえ長い時間とは思えないくらい作品の世界に入り込んでいました。
自分が記憶していたことが違っていてそれによって傷つけてしまった人達、状況を変える事が出来ずただその場所で見守るしかない切なさ。
言葉のすれ違いが家族の溝を深くしてしまった後悔の念みたいなものが渦巻いていました。
高田淳さん演じる主人公は娘を助けようとして気づいたら過去の世界(1992年へ)にやってきてしまった役。
以前久保田さん作品に出演していた高田さんも観ていたりして偶然にも悪役の多い作品が多かったので今回のような役も初めて観て新鮮な気持ちで観せていただいていました。
過去の自分のと対峙するシーンは感動させられるところで、真実を知って説得をするもその気持ちが伝えられないもどかしさみたいなものもひしひしと感じたりして。
竹石悟朗さん演じる役は高田さん演じる役の過去の人物。
父親と母親を疎ましく思っている青年。
後半の雪崩れによって記憶の一部が抜け落ちてしまい母親を殺したのは父親だと思い感情をぶつけるシーンも。
加藤凛太朗さん演じる役は竹石さん演じる息子の父親で、実の息子ではなくても優しく見守っているそんな性格。
雪崩れの事故により妻を助けられなかった念を抱き続けて自分が殺してしまったと息子に話すシーンは切ない気持ちになります。
実際は妻と息子どちらかを助けなければという選択に迫られ息子を助けたのですが…
そんな真実を語らずに全て自分のせいだと言い自分の不甲斐なさを責める部分はグッとくるものがありました。
今回出演者にはバク袖に出演されていた方もいて。←中野裕理さん、水崎綾さん、鈴木聖奈さん
も
それぞれ違った役柄を演じられていました。
他の出演者の方々も魅力的な方々が多く物語の世界を作り上げていました。
終演後のカーテンコールでのあの客席からの力強い拍手は久しぶりに聞いて凄いのひと言でしたね。
最後竹石悟朗さんの話で締めくくられたのも良かった。
出演者の方々ありがとうございました。
1月29日(日)まで上演されていますので気になる方は是非。
最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)