9月28日(水)19時の回を観てきました。





場所は下北沢にあります本多劇場。

{AFB6CC5E-03CA-4DF6-9755-B92F6FBABCE2}

{38A7214E-D82E-4309-90F9-D3E39DD13FD1}

作品は月刊「根本宗子」第13号『夢と希望の先』


{889F0AD9-B4F6-4F27-AB39-F2CB9A1C9E8B}

18時30分過ぎに劇場に到着。



入口にて女性スタッフの方にチケットの半券を切ってもらいフライヤーの束を受け取る。←こんなにフライヤーが束になっているのを久しぶりにみましたf^_^;





すぐ正面あたりでは物販コーナーがありパンフレットを購入する。←価格は1200円

{39A73382-F142-47B4-B984-3305D74CBBAE}

出演者のインタビュー記事や稽古場での写真なども掲載されていて他にも読みどころがありのパンフレットになっています。


パンフレットを購入した後はそのまま劇場内へ。



自分の席を探す。
{910FE68F-F2B2-4AE8-8675-0A0A26F99BF3}

今回の席はQ席15番。



1番後ろの席の中央あたりの席でした。




舞台全体が観れていいと思いましたが出演者の表情などがわかりづらかったので残念でした。




舞台上には右側と左側にそれぞれ部屋のセットがあり、こたつやベッドやテレビ奥の方には台所。



そして中央の上段部分には和風の障子がある部屋のセットが組まれている。




以前『夢も希望もなく。』ではこのセットはなかったのでどの場面で使うのか気になりながらみていました。




そして劇場内には前作の時にも流れていた曲が、思わず懐かしさが蘇る。




私の席の入口付近には立ち見のお客さん達が大勢いて、下の端の方にも立ち見の方々の姿が。




19時過ぎ舞台の幕が上がる。




上演時間は約2時間10分でした。




ここからはネタばれが含まれますのでまだ観ていない方、内容を知りたくない方は読まないで下さい。




中央の和風の障子部屋に川本陽子(小野川晶さん)と川本恵津子(プー・ルイさん)が陽子のお見合い話にはなをさかせている時、ミュージシャンを夢見て東京に行くという恵津子。



そんな時、親友でもあった水谷幸子(橋本愛さん)と会うことに、幸子には彼氏でもある新井優一(田村健太郎さん)がいてその日暮らしのような生活をしているような人間でポエムのような書物をして路上で売ったりして生計を立てていた。



その隣では10年後の水谷幸子(根本宗子さん)が仕事もせずに家にいる新井優一(鬼頭真也さん)を養うため仕事に明け暮れる生活をしていた。




まず最初に驚いたのが中央の上段にあるセットで過去の恵津子と陽子のストーリーがあったのと、その場所で若き日の幸子と恵津子とのストーリーなどが新たに追加されていたところには驚きました。



姉でもある陽子は前作では出てこなかった役でもあったので。




小野川晶さんの独特な姉役もなかなかで、ラストのあの登場シーンには思わず笑いました。←10年後の恵津子として




そして恵津子も夢を持っていてそれを幸子と一緒に叶えようとしていたこと。




懐かしさと新しさが作品をより引き立てていて後半のラストシーンは本当に突き抜けるような展開に幸子が不幸のどん底に落ちたことが嘘なのかと思うほどに晴れ晴れとした気持ちになりました。




今回10年前の幸子を演じたのが橋本愛さん。



前作では福永マリカさんが演じていた役でもありますが、橋本さんの舞台での演技は初めて観ましたけど爽やかにそれでいて優一を想う気持ちが伝わってきて堂々とした演技を見せていて存在感もありましたね。



10年後の幸子を演じたのが根本宗子さん。




前作では橋本絵津子役を演じていて10年後の幸子は大竹沙絵子さんが演じていた役。




後半ラストでの10年前と10年後の部屋が時空を越え繋がっての橋本さんとのセリフの掛け合いが凄かった。




前作でも小倉剛役を演じていた鈴木智久さん。




当時も凄いねっとりした役を演じられていたのを今回観て思い出しました。



幸子の事が好きでそれを気持ちにあらわすことの出来ないもどかしさみたいなものが今回もひしひしと伝わってきました。



そして今回も怪演振りを演じたのが幸子の友達でもある二木杏奈役の長井短さん。



のっけから笑いをかっさらっていましたね。




前作の時もキャラ爆発していましたが今回もやってくれました。




今回は優一とハグしながら添い寝をするというシーンも追加されていてそれを隣の住人に見られてしまいその事が後半根本さん演じる幸子に知られて修羅場になるわけですけど…




橋本さんと一緒に歌っていた曲も今回も健在で久しぶりにあの曲を聴いて懐かしくなりました。←I&YOU&I&YOU&I




10年後の二木杏奈を演じていた墨井鯨子さんのあの独特な笑いを醸し出す演技も良かったですね。←前作は梨木智香さんが演じていました




隣の住人役として凄いキャラを演じていたのが前作では10年後の幸子(ちひろ)を演じていた渡辺役の大竹沙絵子さん。



あの独特な間の演技とあの風貌は凄いの一言です。




10年後の優一を演じていた鬼頭真也さんの浮気相手を演じていたのが莉奈役の尾崎桃子さん。←前作では杉岡詩織さんが演じていました



多分この役をやるのではないかと予想はしていたんですけど…



前作でも登場シーンにドキッとさせられたところがありましたが今回も同じ感じでしたね。




ゴスロリの衣装が特徴的ですから。遠くから観ていたので表情などはよくわからなかったですけど根本さんとやり合うシーンは以前の『超、今出来る、精一杯。』のあのシーンを思い出しました。




今回は東大卒という部分も追加されていたような。



浮気していることを悪いとは思わずむしろそうさせているのは貴方だと正論を言うシーンは納得させられる部分も。




話している最中に水筒の飲み物を飲んでコップに残っているものを部屋に撒き散らすシーンには思わず笑わずにはいられない。





10年前の川本恵津子役を演じたプー・ルイさん。




前作では根本宗子さんが演じていましたけど、セリフの雰囲気が根本さんと似ているところがあって聞いていて合っているなと思っていました。




今回後半の方で歌うシーンもありますけどあの根本さん演じる幸子に聴いてくれと渡したCDを聴くシーンは感動出来る場面でした。



前作ではなかったシーンでもあるので。




時事ネタを今流行しているものを取り入れて小ネタとしていたところも根本さんらしいものでした。



劇中にかかっている曲も前作と同じものを使われていたので懐かしさが込み上げてきました。



前作も良かったと思っていましたけど、今回はさらにスケールがアップしていて笑いあり感動ありの展開に本当にいい作品だなと思いながら観ていました。




初めての方にも観ていただきたいですけど前作を観た人には絶対観ていただきたい作品ですね。



終演後はダブルカーテンコールもあって普段は根本さんしか舞台に登場しないんですけど今回は出演者全員が舞台上に。




最後の挨拶には橋本愛さんが一言コメントをされていました。





出演者の方々ありがとうございました。





10月2日(日)まで上演していますので気になる方は是非劇場に足を運んでみて下さい。




最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)


{8EB6CF41-1852-42AA-9117-EC8D7950126C}