5月24日(火)19時00分の回を観てきました。
作品は鵺的第十回公演『悪魔を汚せ』。
場所は下北沢にあります下北沢駅前劇場。
作品は鵺的第十回公演『悪魔を汚せ』。
今回6回目の観劇で千秋楽になります。
18時30分過ぎに劇場に到着。
階段を上がって3階へ。
受付でチケットの半券を切ってもらい劇場内へ。
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今回の席はB列の9番。
客席側からみて3列目のほぼ中央の席。
先日に引き続き客席が超満員状態でした。
19時9分過ぎ舞台の幕が上がる。
上演時間は約1時間50分でした。
美樹本家の全員が登場しそこで美樹本謙人が家族を紹介。
美樹本秋良(秋澤弥里さん)が庭で猫が殺されているのを発見する。
そこに居合わせる美樹本夏彦(斉藤悠さん)美樹本笙子(高橋恭子さん)美樹本保雄(杉木隆幸さん)。
猫は誰が殺したかという事で話がされる中、一方で美樹本謙人(祁答院雄貴さん)美樹本一季(秋月三佳さん)美樹本佐季(福永マリカさん)が別室で猫を殺したのは自分だと話す佐季の姿が…
ここから血塗られた家族の物語が始まる。
今回観ていて佐季の父親役大助を演じられていた釈八子さんが今までになくコミカルな部分が更に際立った感じで演じられていたのが印象でした。
笑いどころのセリフをいうシーンが多かったりしますから『実家は楽だよ』『部長は警視庁からあまくだって来たんだよ』などのシーン。
ここに登場する役名をみると春野、夏彦、秋良、冬子にはそれぞれ春夏秋冬の文字が付けられていたり、一季、佐季も季節の季が使われていたり。
作品の中では美樹本3兄妹は全員父親が違うことが怪文書に書かれていたシーンがあるかと思いますが…そのあたりは劇中で明かされることなく終わってしまいましたけど。←怪文書は佐季が書いたもの
知人の方と終わった後話す機会があり謙人の父親は大助、一季は夏彦、佐季は祖父でもある清造なのではないかという話に。
佐季のあの性格や考え方などは祖父の行動と近いものがありますし、一季のあの優しい部分は夏彦に似たところなのかと。
佐季の中盤の独白部分でのセリフで『欲望に赴くままのお爺様は嫌いじゃなかった』というところは自分の考えを真っ直ぐに貫き通す性格は似ていると感覚で感じ取っていたのでは。
セリフで夏彦が会社の屋上から飛び降りて自殺したことを一季が謙人と佐季に話すシーンがありますけど…その時に『私はしっくりいったな』というセリフに考え方が似ている部分も感じられたので。
謙人を叩いた春野のシーンも謙人達をさとす大助のシーンも何となく謙人に向けられたものなのかみたいに思ったり。
1度だけ観ただけだと衝撃のシーンが強すぎて他のシーンを忘れがちだったりしますが、色々掘り下げていくと作品の凄さと面白さがわかります。
やはりラストの秋月さんとマリカさんとの壮絶なセリフの掛け合いは前の方だとヒシヒシと伝わってきました。
あのシーンは本当に名シーンだと思います。
夢にも出できそうなそんなインパクトのあるものでしたからf^_^;
今回も終演後のダブルコールがありました。
この作品に出会えたことを嬉しく思っています。
出演者の方々全10公演本当にありがとうございました。
長々と最後まで読んでいただいた方もありがとうございます(o^∀^o)