なんという日だったんだろう | テルミのブログ

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犬との生活、孫のこと日々 感じたことを描いています。

3月31日

丹波篠山キャンプ場やまもりサーキットへ。

息子と孫のこたちゃんとテルミとジャックが車で出発。

主人は、病院で検査のため、

後で電車とバスで来て現地に合流する予定。

 

この日は大阪は小雨が降っていた。

兵庫県に入り、山超えをするとき雨がひどくなってきた。

この雨では、テント設置できないから、先に温泉に入ろうと

車内で話していた。

キャンプ場に温泉もある。

 

キャンプ場近くまで来たところで、主人から電話が入った。

「僕、検査した結果、入院さんとあかんねん。

心筋梗塞になる可能性があるねんと」

え!

「月曜日か、今日から入院するかと言われたけど

今日からにしてん」

そやな、入院していた方がテルミも安心やと思った。

キャンプは一泊やし、明日の朝11時にはここを出るから

帰ってから、病院に行くわと電話を切った。

 

キャンプ場に着くと、奇跡的に雨は止んだ。

 

荷物を出し、自分たちの場所まで運ぶ。

 

上には観音さま。

 

この前のページに載せた場所と同じP7エリアだった。

こたちゃんとパパがテントの設置をする間に、

ジャックと周りを散歩した。

 

ここが温泉。入るのが楽しみだ。

 

キャンプ場内はこうなっている、

 

まだ、建設中のものもある。

 

キャンプ場の近くには、つり橋もあるし、

川にだって降りれるようになっている。

ジャックは、川遊びが好きだから喜ぶだろうな。

それは、明日のお楽しみだ。

 

エリアでジャックを離してあげる。

右となりには、プードルの女の子がいた。

 

左となりには、後で柴犬の男の子がやってきた。

 

柴犬の子は、ビビリの性格だそうで

ジャックがフエンス越しに鼻を近づけると

吠えていた。

 

ジャックは、どちらの子とも仲良くできた。

と、いうか犬には興味を示さなかった。

それよりも、ここがどこなのか、すごく気になっていた。

 

テントが出来た。息子とこたちゃんのテント。

ベッドで寝るらしい。

 
テルミのテント
 
まずは、火を起こして、あったかいコーヒーを飲んで
遅いお昼ご飯をいただく準備。
 
そんな時、テルミの携帯が鳴る。
出ると、病院の先生からだ。

「3時30分から、手術をします。心臓に通う3つの血管の内

一つが狭くなっていて、腕から、カテーテルを・・」

先生の話を驚いて、聞いている時

こたちゃんが、フェンスを開けて車から何かを取りに行こうとしているシーンがスローモーションのように映る。

犬がジャックが!!!!

 

 

出てしまった!

こたちゃんが、ジャックが後ろについてきていることを

知らずに、開けてしまった。

 

ジャックが逃げる。

こたちゃんが追いかける。

そんなこたちゃんを、追ったらあかんと、息子が追いかける。

テルミも、先生の話の続きを聞きながら、追いかける。

ジャックは、止まっては、あちこちと逃げ回る。

 

先生の話では、カテーテルを腕から通して血管を広げるそうだ。

僕で、できると思いますが、もしもの場合、他の病院に移ってもらうことになるかもしれませんと言う。

ヒェ〜大変なことになってしまった!

 

息子は、こたちゃんをテントに戻し、

犬はほっておいたら、帰ってくるから大丈夫やからと

説明をし、黙々と準備を進めている。

そう言って、ぼくのせいやと、心配しているこたちゃんを

落ち着かせているのかもしれない。

 

テルミは、心配でジャックを探す。

フィンスの裏の畑にいた。

ジャック!と声をかけると、一旦は立ち止まり、

そして、どんどん走っていく。楽しみながら。

テルミは、追いかけて、追いかけて道路まで出た。

声をかけたら、安心して、さらに遠くへ行くと思い

無言で追いかけた。

だがジャックを見失ってしまった。

 

どないしょ。

ジャックはいなくなるし、早く病院に行かなくてはと

頭がパニックになる。

トビが綺麗な声でなく。

テルミは泣きそうになる。

 

 

しばらく、立ち尽くしていたら電話がなった。

息子からだった。

「ジャックが帰ってきて、捕まえたよ」

 

は〜よかった〜

 

だが、テルミは帰り道で迷子になりかけたが

なんとが、たどり着く。

 

どうして捕まえたん?と息子に聞くと

フェンスの裏まで帰ってきて草を食べていたから

そばまで行って

そう、言ったと。

 

自由に走って、満足したんやって。

 

こたちゃんも、安心していた。

息子の言った通り、ほっておいたら犬は帰ってくるもんなんや。

呼び戻しできないアホ ジャックやけど。

 

なんでこんな時、こんなことが起きるんやろう。

朝から、何も食べていなかったので

こたちゃんとテルミ、カントリーマアムを2個ずつ食べた。

こたちゃんが

と、カントリーマアムをくれた。

先生から電話があったのは、2時20分。

ジャックがもどってきたのは、2時40分。

 

火が消えるのを待って、息子たちが篠山口駅まで

送ってくれた。車で30分かかる。

 

電車で大阪まで帰る。

ジャックはおとなしく荷物になりきっていた。

 

4時52分、電車の中で電話が鳴る。

見ると、主人からではないか!

「手術終わったで〜」

えっ!もう。

今、大阪に向かってるんやでと言うと

「なんで、キャンプしてたらええのに」と言う。

そやかて、手術と聞いたら、心配でいてもたってもおられへんやん。

そして、こんな写真を送ってきた。

 

とにかく、無事おわってよかった。

 

家について、ジャックにご飯あげて

病院に向かった。

 

6時に病院に着いた。

面会謝絶だが、主人に頼まれたものを持って行った。

看護師さんに預けて、ガラス越しに主人に会えると言われ

待っていると、先生がおられるので説明を聞いて欲しいと。

 

先生の説明では

カテーテルで血管を広げて、また、細くならないように

ステントと言う透明の金具を入れたと。

それがうまくいっているか様子を見るために

もう1日入院して、退院は二日後2日になると。

そう説明を聞いている時

面会謝絶のはずが、主人が点滴器と胸に心電図をぶら下げて

説明室に入ってきた。

 

とにかく、早く発見できてよかったのである。

細くなった場所より、下の方で血管が細く上に伸びようとしているところが発見できたからと言われた。

ラッキーだった。

 

帰り、スーパーに寄り40%引きになっていた

お弁当とお造り、お菓子とジンジャエールを買い

夜の8時になった、お昼ご飯を食べた。

 

せやけど、なんていう1日だったんやろう。

 

考えたらこの日、一番 楽しんだのは

ジャックだったんじゃないかなぁと。

見たこともないあぜ道を、思う存分探索できて。

 

息子は、また来月、お父さんを連れてってあげると

言ってくれた。

主人も、また行ってくれるかなぁ〜と言っていた。

 

長くなりました。読んでいただいてありがとう。