大勝軒(一橋学園)
ココは、永福町大勝軒から暖簾分けしたお店で、基本的に店主1人で営業している。
ココによく行っていたのは1999年のこと。
稀に家族の方が手伝っていたこともあったようですが、基本は狭い店舗の中で1人で営業しているスタンスでしたので、決して小奇麗にしているとも言えず、外から見たら少し古いどこにでもあるラーメン屋にしか見えません。
しかし、ここは、永福町大勝軒の1.5倍版(麺3玉)と、3倍版(6玉)があるお店です。
暖簾分けしたお店の中で、6玉があるお店は私の知る限りココだけでした。
休みの日は、妻と2人で行って、2人とも3玉版のラーメンを頼み、スープまで飲み干します。
(妻も女だてらに3玉版のラーメンを注文し、スープまで飲み干すんです)
2人とも、腹一杯になってしばらく歩いて帰るということが何度かありました。
6玉版のラーメンは、あのデカイ丼に麺が山盛り。。。。
コレを頼むと必ず、「絶対全部食べてね。珍しさだけで残されるのが一番嫌だから!大丈夫?」
と念を押されます。
箸を突き刺すと、なかなか丼の底に箸が辿りつかないといった量に驚きながら食べたのを覚えています。
2009年、このラーメンが食べたくて、友人と久々に行きました。
10年振りになるのではないかと思います。
新宿から小平市まで1時間くらいかかりました。店舗も2~3件南側に移転していました。
店はカウンターだけに変わってしまっていたものの、当時の店主がそのまま営業されていました。
10年振りに行った店、しかも何度も通ったという訳でもないのに、店主は僕の顔を覚えていてくれました。
そして、当時の6玉はメニューから無くなったんですねと言うと、久しぶりに来てくれたのだからと、特別に当時の6玉版を再現して作ってく下さりました(^^v
しかし、このラーメンを食べるのは、10年振り。。。
年齢もそれだけ歳を重ねているわけです。
最初にあえて「絶対全部食べてね」とは聞かれなかったものの、食べきれませんでした。
一緒に行った友人に手伝ってもらったので、
僕:6玉 + 友人:2玉(これがココの標準) = 8玉
を2人で食べたので、2人とも腹がパンクしそうでした。
店主は、もう歳だから、あと、2~3年しか営業できないかも。。。
と寂しそうに言っていましたが、10年振りに行っても顔を覚えてくれていた店主の作ってくださるラーメン、また食べに行きたいです。