新年度に新学期に
新たな挑戦始まる4月な本日は、新社会人な皆さま方に届けたい、こちらの作品の鑑賞報告で~
画像お借りしました
〇昨年10作目
「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」
2020年 カナダ・アイルランド映画
監督:フィリップ・ファラルドー 主演:マーガレット・クアリー、シガニー・ウィーヴァー、ダグラス・ブース
1990年代のニューヨーク。
作家になることを夢見て老舗出版社でアシスタントとして働くことになったジョアンナに与えられた仕事は、隠匿生活を送る変わり者として知られる有名作家J.D.サリンジャー宛に届く膨大なファンレターに対し、定型文の返信を送るという「処理」。
最初は興味なく行っていたジョアンナだったが、熱心なファンレターに対し、こっそりと丁寧な返信をし始めていたある日、ジョアンナの元に驚きの電話が掛かり…
不朽の名作「ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)」で爆発的な人気を博したJ.D.サリンジャーの窓口係、ジョアンナ・ラコフの自叙伝「サリンジャーと過ごした日々」を原作とした、青春奮闘記です。
いつかは読もうと思いつつ、癖ある作品ということでなかなか手に取ることが無かった「キャッチャー・イン・ザ・ライ」。
でも、J.D.サリンジャー作品などを多く翻訳されている村上春樹さんの翻訳本が出たことにより、私もようやく、ホールデンくんの世界を知ることとなり
そんな曲者・J.D.サリンジャーの担当となった若きジョアンナの奮闘と成長を描いた今作。
作家を目指して大手老舗出版社に就職したというのに。
そんなジョアンナにして、担当となったサリンジャー作品を読んでいなかったというところに、この作品の持つ「癖の強さ」が物語られている訳ですが
でも、毎日届くサリンジャー宛のファンレターを読み続けるジョアンナに次第に訪れる心情の変化と、その後のストーリーには、驚きの展開が待っていて。
これまた、変わり者のサリンジャーならではの物語だなぁと納得しつつ、楽しく鑑賞させて頂きました
将来への夢をなかなか持ちにくい、なんて言われる昨今ですが。
でも、夢を現実にする力というのは、まずはそれを抱いてこそ、のものですし。
未来の自分をどう引き寄せるかは、今の自分の向き合い方と、頑張り次第。
例えそれが遠回りの道に思えたとしても、いつかはそれが、自分自身の糧になると信じて!
私自身もまた、更なる高みを目指して進んでいきたいなと感じさせてもらった作品でした
ちなみに、春樹さんの文体や翻訳テイストに慣れていたためか、こちらの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」は、思ったほど癖を感じず、楽しく読み進めることが出来ました。
そして、この「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読んでいたからこそ、この「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」という素敵な作品を鑑賞するきっかけにもなっていて。
何がどう繋がっていくかは、本当に分からないものですよねぇ~
ジョアンナ役の
マーガレット・クアリーさんも
とってもチャーミングで
良かったのですが
上司役のマーガレットを演じた
シガニー・ウィーヴァーさんの
聡明さも
とっても魅力的で
こういう爽やかな作品
大好き~~