今日からどっぷりレイニー週間突入予報の、本日土曜。
そんなブルーな今日は、先週に引き続いての映画鑑賞ネタで~
画像お借りしました
〇今年7作目
「ブラック・スワン」
2010年 アメリカ映画
監督:ダーレン・アロノフスキー 主演:ナタリー・ポートマン、ミラ・クニス、ヴァンサン・カッセル
ニューヨークのバレエ団に所属している、バレリーナのニナ。
自分が果たせなかった夢を娘に託す過干渉なステージママの母親と暮らしつつ、バレエに打ち込む日々を送っている。
そんな中、ニナが所属するバレエ団では、次回公演「白鳥の湖」の準備のため、演出家トマの元、公演のプリマを選ぶためのオーディションを行うことになり・・。
チャイコフスキーの名作バレエ「白鳥の湖」の主演に抜擢されたバレリーナが、そのプレッシャーから次第に精神を崩壊させていくストーリーを描いたサイコスリラー作品です。
悪魔ロットバルトの呪いにより、白鳥に姿を変えられたオデット王女。
そのオデットと恋に落ちるジークフリート王子だが、成人を迎えたジークフリートは、母親が開いた結婚相手を決める晩さん会で、オデットによく似た娘オディールに心を奪われる。
だがしかし、そのオディールは、悪魔ロットバルトの企てによる化身であり・・。
純情無垢で正確な踊りが必要とされる、オデット姫としての白鳥と、悪魔の化身として妖艶な踊りが必要とされる黒鳥。
悪魔ロットバルトに翻弄されるオデットとジークフリートの恋。
そしてそれらを彩るあまりにも有名なこの楽曲。
「白鳥の湖」は、言わずと知れたバレエの名作中の名作ですが
実は、9月に向けて準備している私たちのオケ演奏会で、この「白鳥の湖」の組曲を演奏することになっていまして。
そのため今回、その勉強がてら、2度目鑑賞で観たこちらの作品なんですけど。
前回初回鑑賞当時には、オペラ作品と似て非なるバレエ作品の作り込み方に関心を抱きつつ、次第に崩壊していく主人公ニナの様子に背筋がゾッとするような感想を抱きましたが。
2度目でもやっぱりウッと来てしまった
リュック・ベッソン監督作品の「レオン」で少女ながらにして妖艶な演技で人々を魅了したナタリー・ポートマン。
その後はその手の役から離れ、「スター・ウォーズ」「ブーリン家の姉妹」等数々の名作で、逞しくも凛とした品のあるお芝居を見せてきた彼女が、約10キロにも及ぶ減量でバレリーナ役に体当たりしたという今作。
その見事な役作りもさることながら、劇中、憑りつかれるように仕上がっていくその踊りに舌を巻きまして。
いや~、役者さんって本当にすごいものだなぁと感心していたんですけど。
その後、この作品の評価が高まるにつれ、この踊りのシーンは実は吹き替えだったという、ボディダブル論争に発展していたらしく。
え?
そうなの?
あれって本人さんじゃないんだ?
あ~、でも、危険なシーンでスタントマンを使うって言うのもよくあることだし。
他のダンサーさんと合わせるためにも、踊りのシーンが吹き替えられていたというのは、実はそんなに変な話でもないかもしれないなぁ…
なぁんて思いつつも、抱いた感動に水を差されたのはまた事実でして。
そんなことを踏まえて観た今回ですが。
でもやっぱり、「白鳥の湖」としての世界観も、プリマが抱える大きなプレッシャーが招くその物語を身体を張って演じていたのは、やはりナタリー・ポートマン自身ですし。
例えそれが吹き替えの力を借りたものだとしても、やっぱりあんまり関係ないことかもなぁと思ったのが正直なところで。
今回、オケでこの曲を演奏すると決まって以降、バレエ作品としての「白鳥の湖」も何回か拝見しましたが。
この「ブラック・スワン」を観ることによって、元の作品の世界観をより深堀り出来たというのは、私にとって何よりもの収穫だったかも
ただ、うちのオケは、地元のコロナ感染拡大の特別対策により、現在活動中止となっており。
肝心の9月の演奏会が予定通り実施されるかどうかは、今とっても怪くて…。
もう、頭の中では、ドラマチックなラストシーンの音楽がガンガンに鳴り響ているんですけどね。
どうなりますかねぇ……。
こちらの作品は、日本ではR15+指定作品として公開され、ちょっと刺激的なシーンも含んでいますが。
第83回アカデミー賞で作品賞を含む5部門でノミネートされ、主演のナタリー・ポートマンも、アカデミー主演女優賞を始めとする多くの賞を受賞し。
また、この作品の振付師のダンサーさんと後にご結婚されたというのは、あまりに有名なお話で
いろいろ曰く付きの作品になってしまったかもしれませんが。
でも紛れもない、現在の彼女の代表作のひとつかと。
何度観ても楽しめる、素敵な作品でした
ソフトクリーム何味が好き?
ここはやっぱり
バニラ味かな
白鳥だけに・・
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