[ アリシン ]
硫化アリルとも呼ばれるイオウ化合物の一種でネギの独特な辛味や臭いのもととなる成分です。血液循環をよくし、身体を温めたり、発汗を促進したりします。また、血糖値の上昇を抑え、生活習慣病の予防もしてくれます。食欲を増進させ、胃液の分泌を促したり、ビタミンB1の吸収を助けるはたらきもします。
[ ビタミンC ]
抗酸化作用という余分な活性酸素を抑える役割を果たします。また、コラーゲンの生成にも必要な成分なので、アンチエイジングに効果的です。他にも、鉄の吸収を高める、メラニンの生成を抑制する、抗ストレス作用を持つ副腎皮質ホルモンの合成を促進するなどの効果があります。
[ βカロテン ]
ネギの青い部分に多く含まれています。体内でビタミンAに変換されて、皮ふや粘膜を保護するはたらきを持っています。こちらも、強い抗酸化作用を持っていて、アンチエイジングに重要な皮ふや髪などを健康に保つ効果があります。視力を維持する効果があるともいわれ、目の疲れやドライアイ予防にもよいとされています。
[ カルシウム ]
歯や骨を形成するカルシウムが不足すると、骨粗しょう症になったり、肩こりや腰痛を引き起こしたりすることも。精神の安定のためにも必要で、カルシウム不足になるとイライラするとも言われています。また、規則的に心臓を動かすために必要な成分でもあります。
[ ネギオール ]
ネギの白い部分に多く含まれる特有の成分。殺菌作用があり、菌やウイルスのはたらきを抑制する効果があるといわれています。発汗や解熱などの作用もあるので、風邪を引いたときには特に摂取したいですね。