O先生によると、水治療法がアレルギーに効くのは、肚を鍛える作用故だそうですが、どうも私にはピンときません。
そこで、目についた小山内博医師の『「水かぶり」でアレルギー知らず!』を読んでみることにしました。
水かぶりは単純なやり方があるだけなので、それをどうやって一冊の本にまで引き延ばしているのかということも気になりました。
小山内先生(1925~2003)は、本書を読むまで存じ上げなかった方ですが、長年(財)労働科学研究所に奉職され、予防医学の啓蒙に取り組まれた先生のようです。
本書は副題にある通り、子育てに「水かぶり」を取り入れるとアレルギーとは無縁の子供に育つというもので、幼少期からお風呂で水をぶっかけることを勧めています。
当然子供は嫌がりますが、そこをグイグイ押しまくるのが良いとのこと。
著者によれば、水かぶりは副腎を鍛えることになり、アレルギーは副腎皮質ホルモンの不足から起こるのだそう。
要するに、水をかけ続けると、天然のステロイドがガンガン出て、アレルギーが抑えられるということのようです。
これも実は私には今一つピンと来ないのですが、結局のところ、確かな効果さえあれば作用機序なんてどうでも良いのかもしれません。
数珠なんて、なんで利くのか全く分かりませんからね・・・
本書は子供の水かぶりをテーマにしていますが、確かに子供の時にやるほど、早く効果が表れるのは、どんなものでも同じでしょう。
ただ、大人になってから始めても十分な効果が見込めることは、この数か月で私自身が実感しています。
オススメです。