テレビを見ながらのナガラー行法だとスワイショウも取り入れやすいメソッドの一つです。
太極拳などの準備運動としても広く取り入れられているので、ご存じの方も多いメソッドでしょう。
実はこのスワイショウ、準備体操くらいにナメられていることが多いのですが、とっても凄いもので、内容を深めて行けば一つの気功法としての立派な内容を持っているのです。
太陽礼拝をナメてる人にヨーガの上級者がいないのと似ていますね。
スワイショウにも幾つかバリエーションがありますが、やはり体を左右に回転させてでんでん太鼓のような動きをするのが一番ポピュラーで重要な型(?)でしょう。
スワイショウは一見、手をブンブン回しているようにしか見えませんが、腕をブンブン振るのは間違った遣り方で、骨盤を起点とした回転に先導される形で体幹部が左右にツイストし、腕はそれに従属するに過ぎません。
youtubeなど観ますと、腕を振っている人が随分多いようです。
スワイショウは、主に脱力体の養成と、背骨や骨盤の調整が目的ですが、気功的には、周囲のオーラを撹拌して活性化するという内容を持っています(もっと言えば、イダ・ピンガラ・スシュムナの3ナディにも関係。ここまで書けばこの行法の本当の意味が判る人には判る筈・・・)。
微動法に似た効果もありますので、太極拳よりもむしろヨーガの準備運動として取り組むと、エネルギー的なものも感じやすくなるのではないかと思いますね。
これもやった後、シャバ・アーサナの時間を入れるのが重要であるのは、言うまでもありません。
やりながら瞑想状態に入る口訣などもありますが、ナガラー行法としてはそこまでは流石に難しいので、気軽に10分ほどやってみることをオススメします。