高藤先生の超能力仙道シリーズ最後の著作となったのが、1997年に出た『仙道未来予知 察気の法』です。
他にも、書中では『チベット密教 夢見の法』、『仙道サバイバル学』などの刊行を仄めかされていましたが、ついに上梓されることはありませんでした。
ついに煉神還虚の行を完成されて、虚空に消え去ったというネット情報（でもコレ書き込んでた人、文体はかなりしっかりしていてキ印には思えなかったんだよな）は当てになりませんが、何故刊行予定の本が未刊に終わったのでしょうか。
個人的にはオウム事件絡みではないかとも思うのですが、よくは判りません。
ただ、本書のあとがきで、高藤先生の弟子を名乗る連中による勧誘活動について注意を呼び掛けていて、こういうゴタゴタに嫌気がさされたのかもしれません。
肝心の本書の内容ですが、技術的には特に目新しいところはなく、察気の法と仰々しい名前が付いていても、気功をやっていると自然にそういう状態になっていくので、ややネタ切れ感の漂う内容と言えなくもありません。
私は察気の法については、少し一家言ありますので、追々その辺りのことも書いていきたいと思っています。