7月の御朔日の日に、2年数ヵ月ぶりに、
奈良の大神神社にいかせていただきました。
わたしは、大神神社さんが大好きで、
コロナ禍になる前は、年に2~3回はいかせていただいていたのに、
とうぜんのことながら、お参りはしばらくかないませんでした。
さいごにいかせていただいたのが、2020年の2月の立春の頃だったのですね。(ブログをさかのぼればすぐわかってありがたい)
御札をお返しにいただきにをかかせなくて、
十分に警戒していったように思います。
その頃、奈良公園にいたバスの運転手さんが感染されたとかで、奈良ではじめての感染者だったのでしょうか、
目的地以外はほとんどホテルステイで、えらく緊張したことを覚えています。
今回の旅は、兵庫県の宝塚から朝出発し、奈良県の桜井市三輪まで電車で移動だったのですが、
大神神社さんの毎月朔日におこなわれる月次祭に参列させていただきたい気持ちはあるも、
通勤時間にかかる移動はさけたい気持ちもあり、
当日の朝までなやんでいました。
昼まで宝塚にいて、日中うごき、2日の日に大神さんでもいいかなとか、
月次祭に参列できなくても、すこし遅めに着くようにして、お参りだけさせていただこうとか、
でもせっかく御朔日にあわせてきたのだからとおもったり…
が、しかし!
宝塚のホテルで朝5時半に目が覚めまして、
6時20分くらいには車中のひとになっていました。
宝塚始発で、大阪はとおらず、奈良の手前までいきます。まほろば線で三輪まで。
大阪乗り換えよりは時間がかかりましたが、密はゆるかったと思います。
大好きな参道をゆっくりあるいていくと、ありがたくて、その氣をじゅうぶんに感じながら、拝殿の前へとやってきました。
“本日の神事はみなさんに参列していただけます。”
とご親切に立て看板がありました。
コロナ禍のあいだは立ち入れなかったことでしょう。
時間になるまでは参列席まではいけないなと思って、
でも、待合い室にはいってもいいのかどうか躊躇していると、
神職の方が、どうぞお入りくださいと招いてくださいました。
しばらくそちらでまっていると、
なんだかみなさん拝殿のほうにいってらっしゃる。
そして帰ってくるかたもいらっしゃり…
まだまだ時間にはならない
ふとみると、
あら、おひとりおふたり、もう座っていらっしゃる。
わたしもそろりそろりといってみました!
参列者用の椅子は、
密をさけるために、十分なスペースがとってありました。
そして椅子のうえには、ほとんど荷物がのっていました!
わたしがいったときは、あと数個しか空きがなかったらしく、
わたしのまえにいかれた方が、
ふたりなんですけど と
神職の方に伝えていらっしゃいました。
そのあとこられた方が、
ひとりです
というと、
一番後ろのほうに案内されていました。
こんなあいだあかさんともっと詰めてまえにしてほしいわー!
その方は大騒ぎされていました。
うん?わたしは間に合わなかったかな?
それにしても、前のかたのお連れ様だと勘違いされてそうで、
あの、わたしはひとりなんです。
といってみました。
すると、
少々おまちになってください
と、また左のスペースの前のほうから椅子を並べてくださり、
まえから2列目の、ちょっと不謹慎ですが、
ごきげんなお席で参列させていただくことができました。
みなさんとこころを合わせてこの場所にいさせていただくのが、本当に好きなのです。
このうえなくしあわせで、
ゆるゆるに自由を感じることができます。
そして、さいごの宮司さまのお話は、
西田眞人さんという画家のかたが描かれた、
三輪山とたいらな虹のお話でした。
病で苦しまれていたとき、
ご友人に誘われて三輪にこられたとき、この景色をご覧になりたいへん感動されその姿を描かれたそうです。
一の宮に魅せられ、全国の一の宮を描かれることを目標にされるうちすっかり健康になられたそうです。
画を見せながらお話くださったのですが、
わたしも、こんなに長くはないのですが、
自分が見て撮した環水平アークをこのブログのアイコンにもし、
ありがたく大切にしてきたので、
とってもうれしかったです。