胸にあふれるこの想い(加川良) | 鈴木の一日一善・一日一曲

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フォークソング好きからニューミュージック好きへ、ヤン久ポップス好きから歌謡曲好きへ、ということで、お気に入りの楽曲についてダラダラ書いています。
お付き合いのほどよろしくお願いします。

胸にあふれるこの想い

(歌:加川良 / 作詞:エド / 作曲:加川良)

 

今日は、加川良が歌う「胸にあふれるこの想い」を聴いています。

「胸にあふれるこの想い」は、加川良の味がすみずみまで沁みている歌です。感情をむき出しにして、シャウトしているわけでもないのに、しゃがれた加川良の声が歌詞に味わいを加えて、心の中にズンと響いてきます。アレンジも、加川良が一番『バエル』ように抑え気味です。アコースティックギターの音色が安心感をくれ(これは僕がフォーク小僧だったせいですかね?)て、間奏もエレキギターの『ギュ~ン』ではなく、アコーディオンの『パフパフ』で、加川良の雰囲気のままです。

 

聴いていて思ったのは、加川良が言葉を届けようとしていることです。じっくり歌詞を味わってくださいという歌なんですね。フォークだなぁ。

なぎら健壱著『関西フォークがやってきた! 五つの赤い風船の時代』が文庫発売されたというので読んでいるのですが、フォーク・ソングの歌詞・言葉に対する思いについても書かれていて、改めてフォークの歌詞へのこだわりを認識していたところに、今日加川良の「胸にあふれるこの想い」を聴いたので、より言葉に敏感になっているのかもしれません。

 

1996年に発売されたフォーク・ソング「胸にあふれるこの想い」、是非お楽しみください。