『なりたい自分になる!!』
■『ヨガ』&『筋トレ』&『コンディショニングトレーニング』インストラクター
■FTMトランスジェンダー(性別違和、LGBTの「T」)
■新宿・渋谷・代官山、出張も
■姿勢改善、腰痛・肩こり改善、女性&男性らしい体づくり、メンタルケア、食事アドバイス など希望に合わせてレッスン
souyoga代表 古町奏です!
先日もお話させていただきました(^^)
今までの様子はこちら
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僕は毎回、自分の生い立ちを通じて、トランスジェンダーとはどんな人?どんな不便さがある?職場での苦労は?、という話をしています。
あくまでも僕の人生なので、一例でしかありません。いろんな方がいますが、僕の人生はこうでした、と話します。
過去の苦しかった話をする際は、感情が溢れそうになります。
もう今は本当に幸せな毎日なので、忘れてしまっていますが、あああのときこんなこと思っていたな、苦しいときが本当に長かったんだなぁなど、思い返して、ぐっときます。
話し終わるとけっこうぐったりとするので、エネルギー使っているんだなと改めて。
今回は参加者の方からたくさんの質問をいただきました。みなさんそれだけ熱心に聞いてくださり、嬉しかったです、
【いただいた質問内容と答えをまとめました。】
・高校の制服のスカートの下に短パンはいていたということでしたが、それらが原因でいじめられなかったか?
→なかったです。その辺は、FTM(女性のカラダで生まれた男性)は恵まれている。ボーイッシュな女の子は、好印象になることは多く、自分も問題はなかった。
逆のMTFさんは、いじめの問題がどうしてもついて来ると、聞きます。
・トイレはどうだと助かるか?
→個室が大変助かります。居酒屋、コンビニ、誰でもトイレ、など。
ただし、ホルモン注射をしてパス度が上がれば、苦労は減る(今僕は男性トイレを使っていて、問題になることはほぼなくなった。小便気は使えないので、個室に入る。個室は少ない上に、埋まっているとなかなか出てこないので、そこでの面倒はあるが基本は問題なし)。
ホルモン治療をしても、パス度は人それぞれのため、その方に合わせて、継続的配慮が必要。
・どうしてもLGBTはキモいと感じると誰かが言ったら、当事者としては、回りの人が何て制止してくれたら嬉しいか?
→キモいという気持ちが起きること自体は、止められるものではないが、ちゃんと知れば解消はされていくことも多い。
そう思われるんですね、と気持ちを受け止めたあとで、LGBTの人たちがいるっていうこと事態が、本来は自然なこと。どんな時代にも、国境を越えて、常に存在する。動物界にもあること。など、それが自然なことなのだということを伝えてくれるとありがたいです。
差別的な行動をとってしまえば、それはNG。知らなかったでは済まさせない、裁判になることもありうる。
まずはその気持ちを抱えたままでもいいので、LGBTに関する正しい情報を得ることを勧めてみる、など。
・中学の時に、トランスジェンダーの存在を知っていたら人生変わってた?
→何よりもまず自己肯定感がもてたと思う。そこから思い描く未来も希望がもてたはず。自分のことに悩む時間が減り、やりたい仕事にむけてエネルギーをそそげたと思う。
・トランスジェンダーで生まれたことで失ったものは?
→正直仕事に対しては、かなり遅れをとったと感じている。
・得られたことは?
→でもそれ以上に人間性が養われたと感じる。人の痛みがわかるようになった。
自分がカミングアウトすると、相手の方からもいままで人に言えなかったことを打ち明けてくれることもある。当然ながらみんないろんなことを抱えて生きているん。
トランスジェンダーの悩みは、なかなか人に話しても分かってもらえないことが多かったが(このあたりは当事者に会えたことで解消しましたが)、僕も人の悩みなんてまったく分かってないんだと知った。
人と深くつながりをもてるようになった。
人との繋がりや、仲間の存在というかけがえのないものが得られた。
・今後の展望は?
→こういった活動に関わらせていただき、またブログなどを書いていて、読んで勇気をもらいましたと連絡をくださる方がいる。
僕がさんざん悩んで苦しんで生きていた人生そのものが、誰かに勇気を与えられるなら、がんばって生きてきてよかったと思う。
今後も誰かの役に立つなら、どんどん伝えていきたい。
・親にカミングアウトする前に誰かに話したか
→親友と姉。毎回ど緊張したが、友達に話すのは比較的言いやすかった。
親に言うのが一番ハードルが高かった。親を悲しませるんじゃないかという不安と、家を追い出されるんじゃないかなどの恐怖、など最悪のパターンを想定して話した。
【会社でLGBT研修を取り入れた実例】
会社でLGBT研修を取り入れているという方が、採用で実際にあった話をしてくださいました。
元々は、規模も小さめの会社なので、採用に本当に苦労をしていたそうです。
採用の際に、性別欄に、男性、女性、その他の欄を作ったところ、
こんな声があったそうです。
『LGBTの方へ配慮する会社にはじめて出会い、感動しました!他にも内定いただきましたが、御社しか考えられなくなりました!!』
僕もそのお話を聞けて嬉しくなりました‼️
性別の、その他という表現がよいのかどうか、議論はあるかもしれませんが、少なくとも、そうでない人がいることを想定していることが伝わります。
多様性の社会。
個々がありのままで輝ける社会へ。
毎回、お話させていただく度に、勇気をもらいます‼️