フェンネルの夏 | Souvenirs de la saison

フェンネルの夏

 
夏日ばかりの毎日が、さらにヒートアップして真夏日も出始めるようになると、
フェンネルの季節の到来です。
 
フェンネルは、スイートフェンネルとフローレンスフェンネルが知られています。
フローレンスはカブのような形になって、茎の膨らみを食べるのですが、スイートは全草を利用できる、ハーブの中心メンバーのひとつです。
種はスパイスの茴香(ウイキョウ)として知られています。
葉もまた同じく強烈に胸のすく香りです。
我が家でもアクアパッツァ、オーブン焼きなどの魚料理に葉をチョイ足しして「本場の味」感を演出しています。
 
 
 
肩肘張ったレシピでなくとも利用価値はたくさん。
夏の畑作業の定番のお昼ごはん、
「セブンのたまごロールにありったけの畑のハーブ載せ」
にも、フェンネルリーフはかかせません。
 

 
6月~8月、カッと暑くなって咲きだすフェンネルの花は夏本番を知らせる黄色の打ち上げ花火。
灼熱地獄の中で畑作業をして、軽やかに咲くこの花を見て、何度恨めしく思ったことでしょう。
フェンネルとは即ち、分かちがたい熱く痛い夏の記憶。
エキナセア、スカビオサ、アキレア、シロタエギク、クリーピングタイム、
そんな花々を添えて今週の畑作業のスーベニアとします。