丸の内ヴィロン「ブラッスリー・ヴィロン」 | Souvenirs de la saison

丸の内ヴィロン「ブラッスリー・ヴィロン」

 

 
丸の内を久し振りにプラプラ歩こうかな。
お昼は…
そうだ、ヴィロンがあったじゃな~い。
 
 
渋谷の旧東急デパート本店の前には昔から渋谷店があります。
2階のカフェレストランで食事したかったのですが、とうとう行けないままでした。
今日はせっかくだからこちら丸の内の「ブラッスリー・ヴィロン」でその念願を果たしましょうか。
 
 
本当にパリのビストロを彷彿とさせる内装がめちゃ素晴らしいんです。
ボルドークレール色のワインレッドで壁もソファも統一され、
アンティーク感のある照明に照らされて安らぎと共に高揚感も感じます。
ブレッソン始め、パリを活写したかつての有名写真家のモノクロームの写真が飾ってあるのもいい。
「それっぽい雰囲気のものを飾りました」というのじゃなくて、意味があるのでチープさが無いのです。
もうパリに来たみたい!!
 
 
 
スープもすごく美味しい♥️
マロンの風味があとを引きます。
 
 
なんと言ってもパンです。パン!
なにゆえこんなに美味しいのか?
ヴィロンはフランス直輸入の粉「レトロドール」を使ってるんですよね。
なんでも扱いがすごく難しいらしいのですが、
小麦の旨味とはこういうものなのかといつも感心します。
 
 

 

ともすればパサつく牛のホホ肉ですが、しっとりとして口どけの恍惚感は間違いなくお値打ちです。
それに手間を掛けたソース。
そしてつけ添えのポテト、マッシュを一体何十回繰り返すとこんなにフワフワでシルクのような舌触りに仕上がるのか?!
 
ビストロ料理とは言え、キチッとしたフランス料理のコースを食べたような満足感。
パンでの名声を裏切らない、むしろどれもそれを証明するかのような美味しさです。
丸の内にヴィロンあり、ですね。忘れないでおこう。