灰はダイヤモンド | Souvenirs de la saison

灰はダイヤモンド

「灰とダイヤモンド」

思い出すのはどれ?

①ももクロの曲

②GRAYのアルバムタイトル

③アンジェイ・ワイダ監督の映画(これが元ネタね)

①ならアンダー30歳、②なら30~50歳、③ならオーバー60歳かな?

 

今日は灰のお話です。

菜園家にとって灰はなじみ深いもの。

日本は雨が多いので土壌が酸性に傾きがち。

灰はそれを補正するアルカリ資材になります。

また、カリも多く含むため植物の根に対して良い肥料効果が期待できます。

根に良いだけでなく微量元素として必要なミネラルにも富んでいます。

さらにさらに、ジャガイモの種イモを分割した際に切り口を保護するために灰をまぶします。

これなどはルーティーン化された手順でしょう。

とにかく様々な農業シーンに使える魔法の粉、それが灰、正確に言えば草木灰です。

特に有機栽培でやろうとする私などには、あまりほかに替えが無い必須の資材です。

 

 

エヘヘ、サラッサラやん💘

 

持つべきものは友で、数年前に薪ストーブのある家に住んでいる人と知り合いました。

冬はもう会うのが嬉しくて嬉しくて。

毎回自宅のストーブで出た灰を溜めて持ってきてくれるのです。

私があまりに笑顔爆発なので、彼はドン引き。

なんか、「可哀想な人」みたいな哀れみの目で見てきます。

彼にとっては灰なんて捨てるにも困るような厄介ものの存在なんですね。

たしかに灰は「燃えるゴミ」なんだか「燃えないゴミ」なんだかわからんし、

正確に言えばそれは「燃したゴミ」だけどそんなカテゴリーは市の広報にも載ってないだろうし、

困ると言えば困るんでしょうね。

 

 

 

↑ね、買ったら たった100グラムで500円ですよ!

「灰はダイヤモンド」の意味、わかるでしょう?

そんなのを一回ごとに1キロくらいくれるんだから、

「この人、神か? 菜園界の前澤友作か?」

と思うわけです。

しかも薪は近所の里山ボランティアの手伝いに行って貰ってくるクヌギなど広葉樹がメインだそう。

貰った灰を指でつまんでサラサラと落としてニヤけます。

へっへっへっ、こりゃあ上物じゃ~~!(怪しい)

 

灰無いならマメ播くな(古くからの言い伝え)

 

最近の懸念事項は、彼の奥さんがだんだん同じ趣味にハマってきているらしく、

ガーデニングに力を入れていて、さらに家庭菜園も借りちゃったんだとか・・・

困るなあ。灰、今まで通り来るかしら?!

変な三角関係になりそう・・・

 

 

 

 

米ぬかも重要な資材です。

灰はダイヤモンド、米ぬかは金粉!