書道教室の子供たちは、
とにかくお手本を見ない。
見て。
と何度伝えても、なかなか見ない。
それはなぜか。
お手本を見るのは、とても面倒だから。
自己流でぱっぱっと書いた方が早い気がするから。
書の世界において、見るということはとても重要だ。
見るというより観る。
観ることを深めていくと
線のこまかい部分だけでなく、書き手の息づかいや心の動きまで見えてくるようになる。
お手本という存在は、自分を新しい世界へいざなってくれるもの。
自分流でぱっぱっとやると
やはり限界はすぐやってくる。
このことは書の世界でなくともすべてにおいて言える
あらゆることをお手本とし、
見る。観る。観る。
そして
真似る。応用する。
しかし、なかなか素直になれず、自分のやり方に固執する。
観よう。
新しい自分と出会うために。
双雲@いかに自分が、観ていないか、見えていないかを受け入れることからはじめます。