僕は子供の頃から
世界を分子レベルで観ることが趣味でした。

風が顔に当たっている時、
分子レベルでは何が起こっているだろうと、
想像してワクワクしていたのです。


分子レベルで観ると

世の中(3次元の世界)
は、すべて「濃淡」となります。

濃い部分が
僕ら人間のような固体だったり。

薄い部分が空気のような気体だったり。

例えば

風が顔に当たる時、

風の「空気分子」が、
顔の「肌の表面の分子」に
ぶつかっているわけです。

そのぶつかった衝撃を僕らは
「あ 風がふいたな」と感じる。

衝撃波や温度を感知し、

「神経」を通して信号を伝え
「脳」が風の強さや温度などを認識する


分子レベルでみると、

明確な「区分け」はありません。
あくまでも「濃淡」となります。

ということは

人間の「意識」というのは
どこまで存在するのでしょうか。

分子レベルで観たときに、
意識はどのように存在しているのでしょうか。


こういう視点で考えていくと

心理学のカリスマの
ユングやフロイトが提唱した
「統一意識」も何だかわかってくるような気になります。

意識の世界における「区分け」がよくわかりません。
自分と他人の区別さえつかなくなってきます(>_<)


他人の気持ちを察するのはあくまでも
自分の気持ちでしかない。

他人を

見るのも
聞くのも
感じるのも

すべて自分。

そう考えていくと

やっぱり

「自分」という存在が、

何を見、
何を聴き
何を感じるのか

をもっともっと
「知」らなければ
ならないと思うのです。