よくテレビの天気予報から
「あいにくの雨」
という言葉が聞こえてきます。
僕は小さい頃から、この言葉に違和感を覚えていました。
僕は、スポーツは好きなのですが部活の練習が嫌いでした。
雨になると部活が休みになることもあって雨が好きになりました。
しかし やがて大人になってくると、
周りのみんなが口にします。
「明日雨だってよ 残念だね」
「あー また雨かよ」
「今日もあいにくの雨ですねー」
雨が降るたびに、周りの大人だけでなく、
テレビの天気予報までが雨に対する嫌なイメージを植えつけてきます。
社会人になって、雨が降ると
通勤が面倒くさくなるというのも加わって、
いつのまにか僕まで雨に対して嫌なイメージになりつつありました。
そして、会社を辞めて書道教室を開いて少し立った時に、
小学生の生徒たちが、雨だ!といって、
嬉しそうに外に出て水たまりで遊んだり、
傘を楽しそうに回して笑っているではないですか。
僕はいつのまに雨を楽しむことを忘れていたんだろう。。。
それからというもの、
雨に対する+の言葉を発するようになり
雨が降るたびに、嬉しくなる自分がいます。
もちろん晴れの日も好きなんですけどね。
このように、小さい頃から、周りに洗脳されていることって
見渡すと色々とありますよね。
「ゴキブリ」もその典型でしょう。
ゴキブリが出現する度に、
親たちが目の敵にして、ワーワー騒いで殺す。
それを何度も幼い頃からトラウマのように経験する。
ゴキブリもたまったものではありません。
これも生存競争、縄張り争いと言えばそれまでですが。
「不景気」という言葉を聞くだけで、
悪いイメージの人も多いでしょう。
不景気と言うだけで、ワーワー騒ぐ人たちまでいる。
ちょっと視点を変えられる人であれば、
「不景気だからニヤリとできること」が見つかるでしょう。
僕ももう一度、子供たちにヒントをもらいながら、
世間の一般常識を疑ってみようと思います。