八月に移住をしてから、室内でのHIIT率がとても上がっていました。
高強度のレベルもハイヴォリュームを取り入れることでかなり成長することが出来ました。
結果、夏休み明けの実技の授業で神指圧師氏に首肩周りの触診をしてもらっていたところ「筋肉すごいな!」と。
いつも触っているはずなのに、どうやら比較的短期間で効果が出ているようです。
これは、高強度トレーニングをホルモン分泌が高まるヴォリュームまで行い、別の日には追いうちでHIITを行って生化学効果のブーストをするという作戦が成功しているのかもしれません。
トレーニング後は身体のラインが変わっていることを実感できます。
鏡に映る腕が太くなっていることが見て取れますし、腹筋には割れた影が。
減量をしている訳ではないので腰が細くなっている訳ではないのですが、腹筋がタイヤのように凸凹としながら曲線を描いています。
筋肉を付けると体内の酸素を大量に動員することになるため、非常に燃費が悪くなって疲れやすくなるのですが、この度はHIITによって持久性に大きな改善が行われています。
素晴らしい。
関節や筋繊維を傷めても居ないし、かつてない成功です。
ですが一つ。
お腹が、割と張り出していることに気が付きました。
これはもう、体重が60キロなかった頃からそうで、痩せているのにお腹は出ていました。
今回、おなかがタイヤになったことで改めてそのことに気づかされました。
もし、断片的に筋肉を付けて細マッチョになったとして。
果たして、それで本当にもっともよく戦えるでしょうか。
体重性の厳密な打撃系格闘技ではそれでもさほど問題はないのでしょうが、武術的に言うのならばやはり、おなかは張りだすことになるのです。
というのも、強烈な打撃を受けたときに、チョコレートのような腹筋があったとしてもそれだけだと、内臓は守られるのですが腰椎がいきます。
表面の打撲を防ぐことは出来ても、力積そのもので腰が壊れるのです。
これを守るには、あの格好の良い腹直筋だけではなくて、インナー・マッスルである腹斜筋と腹横筋の発達が必要となります。
これらは腰を守るための筋肉のコルセットと呼ばれる物です。
それに加えて腹圧と言う物が関わってきます。
中国武術や古武術と言うのは肚の力を重視しますが、そうすると必然これが張り出してくるのです。
ある種のボールのように。
これが下丹田を球として扱う練功法の結果です。
昔、ある中国武術家は「中国武術は下腹の力を使うのでアジア人にしか体得できない」ということを発言していました。
これが本当であるとは思いません。
下腹の力を使うだけなら南洋系の人々にも、ヴァイキングのような樽状の体格の人達にも用いることが出来るからです。
更に言うと、中国でもそういう下腹出てる系の武術家のみならず、物凄く痩せているタイプの先生方も居るからです。
とはいえ、これがモンゴロイドの典型的な強化された身体であるということに関しては異存はありません。
ブフの選手たちに代表される、モンゴル系民族の強い肉体です。
やはり、私は中々かっこよくはなれませんなあ。
でも、どんどん良い身体には慣れている。
三丹田を成長させてゆき、最後には全身を一つの巨大な球にする。