老師からいくつかの練功法をしてよいとお許しが出たため、その中に含まれていた鉄環功を早速行ってみました。
蔡李佛では体内に鉄線のように勁を張ってそれで静かに鉄環を支えながら勁を練ってゆくのですが、それは長勁だからです。
短勁ではそうではないということが今回のテストで強く感じられました。
老師が仰る短勁の根幹は、川から上がった馬が身を震わせて水を切るようにとのことです。
また、師父からはボールがポンポンと跳ねるようにと言われて居ました。
面白がって重めに鉄環を付けた結果、まさに水を振り切るような動きに自然になりました。
もちろん、これもただ手力でやっては意味がないことでしょう。
あくまで勁がありきでです。
ここでちょっと、卵が先か鶏が先かみたいな話になるのですが、勁で鉄環を降り出すと、腕を支える体幹や体幹を支える足の裏のつながりが強くあることを要求されることになります。
結果、軸と定力が作られます。
これが恐らく、正しい使い方をしていないとその効果は出ません。
必然、正しくやることになり、正しくやると強化されるという感じなります。
物凄く親切構造の指導教材として機能します。
これは凄い練工具です。でも、繰り返しますが正しいやり方を知らないと意味がありません。
ですので、道具さえ使えば出来るようになるというような勘違いはしないでくださいね。
なにせ輪っか一つで4000円します。無駄なお金を使ってはよくありません。