筋肉芸能人たちの不祥事から思う 2 | サウス・マーシャル・アーツ・クラブ(エイシャ身体文化アカデミー)のブログ

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気持ちよく生きるためのライフスタイルとしての南派拳法(カンフー)蔡李佛拳とエスクリマ(フィリピン武術)ラプンティ・アルニス・デ・アバニコを横浜、湘南、都内で練習しています。オンライン・レッスン一か月@10000で行っております。
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 最近のフィットネス業界では、ちょっと面白いステロイド事件が起きました。

 学生ボディビルダーとして鳴らして業界から期待を掛けられていた有名選手が、ある団体のコンテストを観覧に行ったときにバッグを会場に忘れてしまったのですね。

 運営スタッフが落とし物として預かっていたところ、件の有名選手が引き取りに来ました。

 本人確認のために中身を照合していたら、バッグからステロイドが出てきたという次第です。

 つまり、参加した大会の検査で発覚したのではなくて観に行った大会で忘れ物をしてそこからバレると言う世にも珍しいタイプの発覚をしたケースです。

 

 

 つか、まさに脳筋、実に面白マッチョマンと言った感じで笑いを買っているのですが、実は笑うどころではない深刻な状態を意味しています。

 ある意味で、これもまたロイドレイジからくる頭の劣化なのかという感じがしてしまうのですが、深刻なのはそれだけではありません。

 この状況はつまり、マッチョが集まる会場でそれを持っていたということは、他のマッチョからそこでもらった、あるいは他のマッチョに渡そうとしていた、というステロイド流通ルートの存在が明らかになる事案だからです。

 それを受けてか、直後に行われた日本ボディビル・フィットネス連盟によるステロイド検査の結果、8件の陽性反応が発表されました。

 

 以前に書いた通り、ボディ・ビル界ではステロイドの使用が当たり前です。

 しかし、この団体はチェック機能のあるステロイド禁止の団体であったことが問題です。

 使うならアリの団体に行けばよかったのに。とは現在どの関係者も言っていることです。

 完全に悪意でチーティングをしていて、あまりの底の浅さに途方にくれます。

 以前、いまの筋トレ界隈は一発当てようとしている地方の底辺の若者が溜まってきている、以前だったらユーチューバーになっていたような連中の場所だと言っていたトレーナーを紹介しましたが、そういう人達がいかにもやりそうなことだよなあ、と思ってしまいました。

 元々環境に問題があったような人達が、さらにステロイドでホルモン分泌をおかしくしてしまったらどうなってしまうんだろう。

 もしかしたら、女性ならそれがどういうことかよくわかっているかもしれません。

 あるいは、更年期を経験した男性なら。

 ここから話すのは、そういうお話となります。


                                              つづく