以前に書いたカラオケ女王のボイトレの先生なのですが、この方、COVID下でどう過ごしているかと訊かれると、学び続けているのだということだそうでした。
世界的に有名な先生で、普段はまず会えないような海外の先生がオンライン・レッスンを開いているのに参加出来たり、新しい知識を学べたりと、実に有効に時間を使って更なる高みに向かっているのです。
またあるフリーアナウンサーの女性は、この時期に大学に戻って勉強を始めたと言います。
仕事が減って時間が空いた分を何に使おうかと考えて人に相談した結果、そうしたのだそうです。
学ぶとはこういうことではないでしょうか。
台湾の蔡総裁も同様の質問をされて「本をたくさん読めるのが良いよ」と推薦図書を挙げていたのが話題になったそうですが、そういうことだと思うのですね。
日本では学ぶと言うことは、ステータスを得ることだと連想されがちです。
これは採点されることを目的とした教育制度のためでしょう。
しかし、本当の学びとはおそらくそういうことではないでしょう。
いままでしていたことが出来なくなって、時間が出来て、一人で人生にほっぽり出されたとき、さぁと自分がもっと知りたいこと、やりたいことに向かって行って自己を拡張できると言うこと、素晴らしいことではありませんか?
学ぶと言うことは、受け取り方が増えるということです。
受け取り方が増えると言うことは、選択肢が増えると言うことです。
選択肢が増えると言うことは、より自由になれるということではないでしょうか。
そしてこれでワクチンによってまた対外活動が取り戻されたとき、より一層の認識能力と力を得た我々は、より一層の自由な生き方が出来ることでしょう。
自由の一本道ではないですか。