当初かかっていた病院で、FIPと最終診断され、この際の治療方針が説明されました。

この病院でできることとして....

 

①基本的には治療法が確立していないため、完治は望めない

②対処療法で、FIPによって発生した炎症等に対応するのみ

③病気の進行を遅らせるくらいしかできない

④最終的に神経症状がでて、猫が苦しむ可能性があるので、その際は安楽死を検討することになる。

 

治療の先が安楽死という診断に、まだ一年しか生きていないのにこの状況はかわいそうすぎると思った時、可能性を示す次の言葉が....。

 

「以前にこの病院で勤務していた先生が開業したFIPの治療を専門的に扱っている病院を紹介することはできます。ただ、高価な薬を治療に使うため、治療費がかかります。このままこの病院で治療を行うか、病院を紹介するかご判断ください」

 

まずは病院を紹介してもらいました。

 

横浜の鶴見にある今年の1月にできた病院でした。

ここは、猫伝染性腹膜炎について、完治をめざした治療を行っている病院です。

とても清潔で丁寧な診療をしてくれる病院でした。

 

3日後、この病院で診断をしてもらい治療方針を提示してもらいました。

この病気を治療するには...

 

①MUTIUNという薬(100mg:2千数百円)を毎日3か月与える必要がある

②病状から、比較的重症なので、薬を毎日600mgの投与が必要

※体重に対して、100mg/1kg と病状により薬の量が決まる。

③病状から、効果が出る前に病気で亡くなる可能性も0ではない

 

 

この薬について、病院に行く前に調べたところ、アメリカの治験結果では32匹中27匹が治ったという実績を知っていました。

効果は問題ないが、問題は治療費.....、計算するのが怖い....。

 

まずは、1週間この薬を投与し、この効果を見て判断することに。

 

効果があれば、目の前の命を散らさないために腹をくくりました。