ベートーヴェン ロマンス へ長調 | いなみ先生のバイオリン漫遊記

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バイオリニスト黒田印南先生の、バイオリンレッスンと演奏家としての活動に、日常のエピソードをまじえた、楽しくて少しためになるブログです♪

ヴァイオリニストの黒田印南です。

今日のレッスンは…

赤薔薇

「 ロマンス へ長調 」
ベートーヴェン作曲 作品50

こんばんは~
生徒ちゃんが、A線(2番線とも言う)を調弦している間にD線(3番線)のペグがグルグルうずまきゆるみ、D線を合わせていると、G線がグルグル。。。(≧▽≦)
気温差と、湿度で狂いやすいのです。
対策は、
1.ペグにペグコンポジションを塗って調整してみる。
2.弦の巻き方を、壁側に寄せる。



パッキパキに練習してきた生徒ちゃん。。。
ちゃんと音程もリズムも、気を付けて練習してきているんだけど。。。
縦のりな感じ。。。



さて、「このロマンスとは?」
生徒ちゃん、ちょっと照れて…
「え、恋愛とか~ですかね」(*/∀\*)
まぁ~ね~青春真っ只中ですものねニコニコ

なんでもいいから、その中にある喜びや悲しみや切なさやなんやかんや、細やかな感性をヴァイオリンを歌わせる事に使ってほしい先生なのでした。。。
「ロマンス」は、叙情的な旋律をもち、特定の形式をもたず、作曲家の感情や詩的な物語を比較的自由に表現出来るので、ロマン派の作曲家達に支持され多くの作品がうまれました。



ト長調のロマンスは、和声的だけれど、へ長調は、旋律的で華やかです、もう少し横に旋律の流れを感じて弾きましょう

またまたロンド形式。
第1テーマは、19小節目、20小節目は、第1副主題、主要主題の変奏曲みたいな感じで39小節目まで展開し、第1テーマになり58小節目から第2副主題が、力強くF(へ)で入ってきます、ここはへ短調。ここからの伴奏の16分音符により、なんともいえない緊迫感をあおってきます(ここ、先生好き!)

「decisoの意味は?」
生徒ちゃん
「・・・・」し~ん。。。
「はっきりよ!」
生徒ちゃん焦って
「は、、、はい!わかりません!!」
はっきり、答えました(≧▽≦)


・・・そう言う意味とちゃうねん
「deciso はっきりと」
覚えてね。。。大泣きうさぎ