実はね、私パスポートの更新が4月3日なのね。
早いよね、アレから10年も経っちゃって。
渡辺美里の10 years口ずさんじゃうよ。
▲つーかコレどこで歌ってるのかな?雪の中でもむかしから変わらないパワフルな声に朝からバスで涙出ちゃったぜい。
10年前のこのぐらいの時期は、オーストラリア移住に向けて、しばらくお世話になってたニセコを後にする事にしたんだけど、今から思えばあのままニセコにいた方がビザの手続き等々しやすかったかもしれないと思う。
私、結構調べ魔なくせに、肝心な事うっかり調べてない時があったりするホントに超お間抜けな所があるんだけど、北海道を出た理由って、北海道だと領事館とかに行くのにわざわざ飛行機で移動しなきゃ行けないからと思って、それで思い切って出たんだよね。
でも本州だったら北海道よりは移動しやすいと思って選んだ先がなぜか北アルプスの山の中だからね。
北アルプスから東京までどう頑張っても7時間かかる移動中に札幌にも領事館があると知った時は、こういうところで人生損してるパターンなんだよなって、ジワジワショックだった。
今回のドラマもコレと似たようなパターンなんだよね、結局。
まず始まりは去年の結婚の際、ついでだからと思って本籍を移動した事からだった。
なんでそんなことしたのかは以前の記事にも書いたけど、前の結婚で本籍が埼玉に移動してしまい、私の名前で新たな戸籍が出来てしまったわけだ。
今後パスポートの更新とかも色々あるし、家族は誰も埼玉に住んでないから、戸籍謄本取りに行ってもらうのとか頼みづらい。
地元にあったとしても頼みづらいけど、埼玉にあるよりはまだマシかな?と思って移動する事に決めたのだ。
実の親である父であれば委任状もいらないし、歩いていける距離に出張所もあるわけだし…と思って移動する事にしたんだよね。
まぁこの変な気遣い的なのが逆に仕事を増やすハメになってしまったのよ。
私ってば肝心な事ちゃんと読んでなかったね…って後で気づいた。
結婚したその時、パスポートの更新が間近に控えてるから…って思ってたんだけど、実はこの時もうパスポートの更新しちゃえばよかったのよ。
そしたらこんなドラマになんなかったわけ。
期限切れる前の更新で、特に記載内容に変更がなければ、戸籍謄本いらないんだよ。
ってみんな知ってるっつーのね。
またこういう肝心な情報すっぽり抜けちゃってたんだよねぇ。
アホ丸出しだねぇ。
ホント、やれやれ。
で、本籍を移動した時になぜか日本の役所で本籍が移動できなくて、新しい婚姻状態が載ってる戸籍謄本を領事館に提出するように指示されたんだけど、この時は弟にお願いして事なきを得たわけだ。
お願いした時はまさか二つ返事で行ってくれるとは思わず、ホントに嬉しかった。
そういう風に私の依頼を受けてくれるとは思わなかったんだけど、なぜ私は「どうせ迷惑がられるだろうな」と思ってたんだろうか?
それ以前は一番下の妹も普通にやってくれた。
ホントに忙しい中時間を割いてもらったし、送料等もそこそこお金を払わせるハメになるから申し訳なさも倍増になる。
だけど一番下の妹が、
「迷惑とか思ってないから、なんかあったら言って」と言っててなんか感動してしまった。
そして、今回。
もうかれこれ年明けぐらいの話。
移動に二〜三ヶ月かかると言われた私の本籍地もいい加減移り終わってるだろうし(特に知らせ無し)、そろそろ弟か父に戸籍謄本取ってきてもらおうかな…と、お願いする事にした。
そんなわけで父にLINEしたんだけど返事無し。
以前は何かしら返事くれてたんだけど一体どうしたんだろうか?
普通に話がしたいのもあったんだけど、あまりにも返信がないので若干心配になったりもした。
LINE電話と国際電話で携帯の方にもかけたけど出ない。
そんなわけで弟にまた連絡。
しかし弟も離婚、引っ越し等々で忙しい。
何せ子供が高校生と中学生の子がいるから大変。
だからやっぱり申し訳なくなっちゃうよね、頼むの。
でも頼まないとダメなわけで。
そんなわけでまたお願いした。
もちろんこの時も二つ返事で、後日父と一緒に行ってくれて、その日のうちに送ってくれたんだよね。
で、そこから約2週間。
先々週の火曜日やっと手元に届いたわけだ。
休みが木曜で、そこで領事館行けばパスポートの更新期限切れずにギリ間に合うなって思ってた。
だけど、中見たらコレじゃねーよ!っていうのが入ってて愕然としてしまった。
なんだったのかというと、私の亡き母が戸籍筆頭主になってる方の謄本を取ってきてしまったのだ。
確かに私の名前も載ってるけど、除籍になってるんだな。
この戸籍、筆頭主本人も死亡してるから除籍、北海道に嫁に行った妹も除籍、で、私も以前の結婚で除籍になってて、弟はもうなんでかこの戸籍に名前すら入ってなかった。
同じ練馬区内に新しい戸籍があるからこの戸籍の中に名前がないのかな?
なんか仕組みがよくわからんけど、戸籍の中に入ってるアクティブな状態の人間は父と末妹だけ。
こうやって見るとちょっと寂しいね。
しかし弟には散々「私が戸籍筆頭主になってるもの」って事でお願いしてたと思うんだけどな。
私が筆頭主になってる戸籍でもうちの父なら委任状無しで取れるって話とかしてたと思うんだけど…
まぁ、しょうがない。
コレに対し弟は「言われた通りにやっただけ」と、オレオレ詐欺の実行犯みたいな事を言っていた。
そっか。
まぁ言葉足らずだったという事なのかな…
難しいね、ホントにこういうのって。
そんなわけでもう一回お願いした。
ダメ元で父にも直接電話したんだけど、やっぱり出ない。
…まぁもうどの道パスポートの期限切れるのは避けられない。
だからもうジタバタしても仕方ない。
以前だったらこういう時、結構キレちゃってたと思うんだな、私。
だけど、こうして動いてくれるだけでもありがたいという気持ちの方が強すぎて、キレるなんてとんでもないって思えちゃうよね。
なんだろうか?
私も少しはマシな人間になれたんだろうかね?
私の人生もごちゃごちゃし過ぎてるからめんどくさい事になっちゃってるんだろうな…と思い、役所についたら担当の人に私が話そうか?と弟に尋ねたんだけど、別に大丈夫っしょとあしらわれてしまった。
だからせめて取ってきたら二の舞にならないように写真撮って送ってと伝えた。
弟から「明日またオヤジと行ってくる」って返信が来て、そして翌日。
私が筆頭主になってて、ちゃんとD猫との結婚も載ってる戸籍が写真で送られてきた。
何故か前の婚姻については載ってなかった。
うーん、リフレッシュ♪
とりあえず、ちゃんと練馬区に戸籍が移って安心したし、コレでしばらく弟たちに色々面倒を掛けなくて済む。
父に連絡がつかないから一番下の妹にも連絡して、困っちゃってるんだよねーって話をしたおかげなのか、父からLINE電話が来た。
しかもビデオ通話。
外にいるからほぼほぼ何言ってるかわかんなかったけど、なんか久々に父の顔を見ることが出来てホッとした。
ホントにもうしわくちゃになっちゃって、年取るとコラーゲン減るからなのか、鼻もぺちゃんこになったような気がした。
でも相変わらず元気そうで、話し始めたら止まらないおじいちゃんになってた。
そして通話の終盤に父が、
「こういう事で頼ってくれてありがとう。携わる事が出来てよかったと思ってる。」
と、言ってくれて、ここで私はなんかウルッと来てしまった。
私は以前のブログでも書いたけど、こういう事を頼んだら「めんどくせー」って思われるだけなんだろうと思ってた。
きっと何かの刷り込みや過去の記憶からそう思ってたのは間違いないけど、私も若干変われたように、もしかしたら彼らも変わったのかもしれないし、元からそうだったのかもしれない。
でも、もしこの戸籍のバタバタがなかったら、自分の家族が自分のことをそうして思ってくれていた事には一生気づけないでいたと思う。
まぁ「実家から私の大好きな〇〇が届きました❤️」的なのは一生ないという自信はある。
けど、父の言葉でもう十分過ぎるなと思った。
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