ここまで引っ張ることになるとは。
あれから色々あった。
大家は彼に話したらしいが、もうその次の日に彼女を連れ込んでよろしくなさっていた。
オーナーに「この家から引っ越したくないけどもう我慢できない。」と伝えた。
その次の日、
「イタリア人、出て行くって。さっき話した時にそういう話になった。」とオーナーが私に伝えに来た。
とはいえ、うちは1month noticeといって、1ヶ月前に出て行くことを伝えるのが掟で、言い換えれば次週に引っ越すことになったとしても1ヶ月分の家賃を払わなければならない。(←法律上の話)
だから「出て行くったって、少なくともあと1ヶ月はいるでしょ?」と返した。
そしたら「いや、すぐだよ!すぐ!」と内容があまりにも抽象的だったので、
「すぐってどのぐらいすぐですか?」と、突っ込んだら、
「アイドンノー!」って。
知らねーってなんだよ!おめえ大家だろうが!
「いつかは具体的にはわからないけど、2週間ぐらいじゃないかな?いつまでにNotice出せばいいのか訊かれたから。」と、これまたアホなことを言い出した。
とりあえずその場をうまく丸く収めて、どっちの金づるも失いたくないっていうのも見え見え。
なんかこいつ、ホント人の事バカにしてるよなって思った。
引っ越すの面倒だけど、もうこのジジイもしょーもないし、引っ越すしかないなぁ。。
シェアハウスを見て回ったけど、しっくりくるところが見つからず、引っ越すこと自体を再考していたある時の事。
イタリアン野郎、
まーーーーた夜中に彼女連れ込みやがった。
おいおい、話ししたんじゃなかったの?!
すぐに大家にメールした。
そしたらなんと、
シカト!!
夜10時だったしね。
でも、その後2-3日音沙汰なし!
これはありえない!
この大家、前もこういうことあった。
めんどくさいことはほとぼりが冷めるまで放置。
そして、しれーっとした顔で「グッモーニン♪」とか言える奴なのだ。
彼のこの不誠実さから引っ越そうって決心出来た。
で、先日そろそろ1month notice出そうと思っていた朝のこと。
早朝6:30にヨガに行く準備を台所でしていたら、奴の部屋から
パンパンパンパン…!!
そしてかなり激しい喘ぎ声がパンパン言ってるリズムにのって響いてきた。
思わず日本語で「まーじかよ?!」とつぶやいてしまった。
そしたらピタッと音が止まった。
まぁ私が台所にいる間は静かにコトをなさっていたようだけど、それでもやっぱり生々しい音は聞こえてくる。
ほんと気持ち悪い。
もうこれはやってやるしかねぇ!と思った私は
うるさいセックス、やめれ!
ちょーキモい!
と、メモに残し奴の部屋のドアに貼り付けた。
私がヨガから帰ってもまだ貼ったままだったけど、どちらかが目覚めてトイレかなんかに行った時に気付いたらしく、紙を剥がす音が聞こえ、扉がパタンとしまった後、二人で何やら話していた。
そんな事があった朝。
9:00を回っていたので大家に電話した。
「なんだ?これから出かけるから手短に頼むよ!」と低い声で感じ悪く言われたので、
「これは1month noticeの連絡です。」と切り出し、イタリアン野郎の態度は相変わらず改善されないのでもう引っ越すと告げた。
大家は「わかった。伝えてくれてありがとう。」と、言って電話を切った。
ほう。
なんだかとてもあっさりだ。
その後、イタリアン二人は私も気づかないぐらいにそーーーっと家を出て行ったみたいで、気付いたらもういなかった。
その夜、私が帰宅して部屋の鍵を開けてる時にイタリアンもちょうど帰ってきた。
私は顔も見ずにさっさと扉を開けて部屋に入った。
向こうも何も言ってこなかった。
謝られても多分ムリ。
顔見ただけで殴りそうな気分だった。
彼もさぞ気まずかったであろう。
さ、one month notice も出したことだし、これから私は新生活に向け、物件探し!
結局、色々考えた挙句一人暮らしするコトを決意した。
条件が合うところがみつかればだけど。
貯金はたくの嫌だなぁとは思ったけど、自由を手に入れるにはそれしかない。
もう彼氏でもない野郎の汚したトイレとか掃除したくないし、トイレも風呂も待ちたくない!
冷蔵庫ものびのび使いたい!
一から自分で家電、家具を揃えての一人暮らしって実は10年以上ぶり!
これは私の中で大きな決断。
まさか、またすることにはなると思わなかったけど。
次こそは旦那さんをゲットして、家を買って暮らしたいよなぁ。
◆2018/11/1本文一部訂正