6月23日日曜日の千葉稽古会でのハナシ。
平安(ピンアン)シリーズの転身についてです。
平安は半々で分かれて落ちます。
距離と時間を2分の1にします。
先ずは左向きになります。
初段と四段は、肘を落とした反動で、手が跳ね上がります。
二段と三段と五段は、トルクを使って掴まれた手を外します。
次の挙動で、カウンター攻撃を決めた後、転身します。
一般的な平安(ピンアン)シリーズは、左で行った挙動を、
転身して右で繰り返します。
ところがブライアン四段は、
左に居た相手をトルクをかけて右に運んでいる。
とエス隊長が言います。
ということで、糸洲安恒先生が創作した当初の平安は、
というか、沖縄空手的身体操作による平安は、
左に居る相手をトルクをかけて右に運ぶのが正解です。
多分そうだと思う。
そうなんじゃないかな。
んなことできっかよ!
と言うヒトもいらっしゃるかと思いますが、
第21回無想会セミナーで、
新垣師範が、平安三段を例にして、説明していたので、
我々の価値基準は、新垣師範に忠実に。
ですからね。
まあそうじゃないとしても、
例えば、平安二段は、掴まれた左手をトルクをかけて外したところに、
左手でカウンターの右正拳突き。
その後は、掴んでトルクをかけて右手で右側に運びます。
そして右手で引き倒してますから、右下段払い状態になり、
右手のトルクで持ち上げて、カウンターの左正拳突きです。
最初の右正拳突きと比べると、掴んで持ち上げてますから、
明らかに左右の手でのカウンター攻撃ですね。
さて、第21回無想会セミナーでのトルクをかけて相手を運ぶ話と、
6月23日の千葉稽古会で、左で掴んだ相手をトルクで右に運ぶ話は、
同じ身体操作です。
気になったのが、カラテ家まさるの転身がスムーズにいかない点です。
一挙動で真っ直ぐ転身です。
右手は、肘を支点に真っ直ぐ、進みます。
現代空手でも、下段払いは、波うたずに真っ直ぐです。
無想会では、準備運動で、筋抜きをしますが、
前方への筋抜きの後、
側面への筋抜きも行います。
これは、現代空手の下段払いと同じ身体操作です。
沖縄空手的には掴んで引き倒してますが、
身体操作は同じです。
これに気づけば、転身が一挙動で真っ直ぐできるはずです。
これが、第21回無想会セミナーでのトルクをかけて相手を運ぶ身体操作です。
課題として取り組んでみましょうね。
お読みいただき、どうもありがとうございました。