沖縄空手道無想会の5級(青帯)の指定形が、
アメリカ合衆国本部道場に準じて、平安(ピンアン)四段になりました。
6級(紫帯)で平安(ピンアン)三段を学んでない人。
ラッキーと思わないで、習得してくださいね。
ということで、今回は、
このテキストにより、平安(ピンアン)四段の話をしましょう。
平安初段の初動はわかりますか?
これで観られます。
平安初段の初動は、左から。
左手喉輪、右手は掴みの交叉法。
掴んだ右手で引っ張って、左手はカウンターの鉄槌打ちです。
平安四段の初動も同じです。
半々で落ちながら、左手喉輪、右手は掴みの交叉法。
初段は、次の挙動に移りますが、
四段は、ここまで。
右に同じ挙動です。
半々で落ちながら、右手喉輪、左手は掴みの交叉法。
右手喉輪をそのまま生かして、左手で頭部を掴み、
正面で捻じりながらクロスします。
首里は首狩り族ですからね。
クロスは、頭部を捩じって首を折っているんですよ。
右足一歩前の諸手受けっぽい挙動。
これもお解りですね。
諸手受けは、頭部を捩じって首を折っているんですよ。
首を折った頭部はそのまま右腰構えです。
左手上で右手が引手の位置にある右腰構えです。
上にある左手で掴んだまま、左手を伸ばします。(相手は左側に行きました)
左の前蹴りで下腹部を蹴り、左手で掴んだままカウンターの右猿臂打ち。
左手で掴んでいる相手を右手に持ち替えて伸ばします。(相手は右側に行きました)
右の前蹴りで下腹部を蹴り、右手で掴んだままカウンターの左猿臂打ち。
この後、素早く、猿臂した左手で頭部の下を持ち、右手で頭部の上を持ちます。
両手で頭部を捻ります。
下にあった左手は上に、上にあった右手は下にいきます。
右前蹴りで右足一歩前、右裏拳を落とします。
裏拳を落とした相手を両手で掴み、腰を割って左足を後ろ斜め45度に引きます。
間違いました!
足は、真横でした!
後ろ270度地点です。
腰を割って足を引いて両手で相手を掴みます。
両手で掴んだ相手を、左足を引いた方向へ引き倒しながら転身します。
相手を運ぶ地点が斜め45度でした。
これで半分終わりました。
引き倒した相手は、とても近い位置にいます。
蹴れない距離ではありませんが、左手を伸ばして少し距離をとります。
右の前蹴りから、右正拳左正拳のワンツーパンチです。
右前蹴りしたので、右足が一歩前に出ています。
もう一度両手で相手を掴みます。
腰を割って右足を後ろ斜め45度に引きます。
ここも、間違いです。
足は真横に引きます。
相手を運ぶ位置が、斜め45度でした。
両手で掴んだ相手を、斜め45度に引き倒します。
引き倒した相手は、とても近い位置にいます。
蹴れない距離ではありませんが、右手を伸ばして少し距離をとります。
左の前蹴りから、左正拳右正拳のワンツーパンチです。
左前蹴りしたので、左足が一歩前に出ています。
左手を下から差し込みます。
右手が上、左手が下の状態です。
左足を演武線中央に戻しながら、頭部を捩じります。
首里は首狩り族です。もうお解りですね。
左足一歩前で、左手前の諸手受けっぽい挙動になります。
次は、左手が上で右手が下です。
右足一歩前で、右手前の諸手受けっぽい挙動になります。
諸手受けは、頭部を捩じって首を折っているんですよ。
次は、右手が上で左手が下です。
左足一歩前で、左手前の諸手受けっぽい挙動になります。
後ろ向きに三歩進んで開始位置に戻ってきました。
後ろ向き左足前の撞木立ちの状態です。
左足が開始地点にあります。
両手で頭部を掴み、両手親指で相手の両目に目潰しを。
右膝蹴りで、そのまま下段も右前蹴り。
右足を一歩先に降ろした時には、
腰を割って足を引いているのと同じ状態になっています。
転身して正面に投げます。
右足一歩前に出て手刀打ち。
これでフィニッシュ!
開始地点から動いていない左足に、一歩前に出ている右足を引いて揃えます。
気を付け、礼。
全ての身体操作を、正しい姿勢で行う。
全ての身体操作で、張りを保つ。
全ての身体操作を、手の内で行う。
全ての身体操作に、トルクを掛ける。
全ての身体操作は、手が先。
全ての身体操作で、落ちる。
全ての身体操作は、正中線を通る。
全ての身体操作は、正中線に激突する。
平安(ピンアン)シリーズは、撞木立ちで細く細く演武しましょう。
お読みいただき有難うございました。