張ってる状態で落ちると折れる | 南風のブログ

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脳梗塞患者で闘病生活中です。
介護福祉士国家試験受験指導始めました。
社会福祉士国家試験受験指導やってます。
看護学生のための社会福祉読本作成してます。
沖縄空手道無想会世話人に復帰しました。
https://southernwind.stores.jp/

ずうっと昔のブログをリメイクしたのが、

この記事です。

 

 

沖縄空手の立ち方は、一つだけ。

ナイファンチ立ちのみです。

 

現代空手のたくさんある立ち方は、

ナイファンチ立ちの変化の瞬間を切りとって生まれました。

掴んで腰を割って、後屈立ち。

脚を引いて、前屈立ち。

投げて叩きつけて、前屈立ち。

重量挙げの要領で持ち上げて騎馬立ち。

 

沖縄空手の立ち方は、一つだけ。

ナイファンチ立ちのみです。

そして、そのまま半身になったら撞木立ちです。

 

何れも、脚の付け根は張ります。

張ってない、ナイファンチ立ちは弱く脆いです。

これがナイファンチ立ちの基本ですね。

脚の付け根だけじゃなく、骨盤も開いて張るのが大切です。

 

平安(Pinan)シリーズは、半々で落ちます。

 

 

初動の一手は、咄嗟に落下する、半々で落ちる、

早さと速さが2分の1になる、最速の一手ですからね。

八十一戦(Passai)と十三歩(Seisan)の、

初動の喉輪と同じですからね。

 

そして、平安(Pinan)の初動ですが、

咄嗟の落下で撞木立ちになります。

落ちると、必然的に、張っていた脚の付け根は、折れざるを得ません。

 

沖縄空手では、歩幅に関係なく、ナイファンチ立ち状態で、立っています。

腸骨筋で骨盤を横に張っています。

腸骨筋の操作で、骨盤をパッと開きます。

当然ながら、半々で開いて落ちますので、

張っていた脚の付け根は、折れざるを得ません。

 

中折れは、股関節カックンですが、折れる場所は、

脚の付け根です。

股関節は、腸骨筋で急激に開いてカックンします。

脚の付け根で折ることで、推進力を生みます。

 

要するに、全部おんなじダッ!ちゅうことやね。

 

半々で折るのに、利用できる部位が、意識化できて、

増えてくると、平安(Pinan)の初動が、益々早く・速くなって、

初動の一手が、組手仕様になって、

相手を制することができるようになる。

ということですね。

 

細分化して鍛えて、総合化(統合化)して使用する。

新垣師範の『沖縄武道空手の極意』の理解は、

利用できる部位が、意識化できるようになる度に、進みます。

 

落ちることで折れるのか?

折ることで落ちるのか?

 

早くなることで、速くなり、速くなることで早くなる。

量質転化と質量転化を繰り返し、螺旋階段を登るように上達する。

これが『沖縄武道空手の極意』の弁証法的理解です。

 

お読みいただき有難うございました。

 

無想会セミナーの参加をお待ちしています。

誠心誠意、皆様の技量向上に努めたいと考えています。