大学の授業に使用するテキストなので、
今年度版の『看護学生のための社会福祉読本』は、
3月中に出来上がっていますよ。
「はじめに」の内容は、
自分は、第14回の社会福祉士国家試験で社会福祉士資格を取得して以来、教員として社会福祉士国家試験の受験指導に携わってきました。大学で看護学生の「社会福祉」を担当することになった時に、適当なテキストを探しましたが、見つけられませんでした。そこで看護師国家試験の過去問題をあたってみたところ、社会福祉士や介護福祉士と共通すると思われる問題が、毎年240問中50~100問程度出題されていることを知りました。
それから毎年、看護師国家試験を分析し、解説を文章化する作業を行いました。この2024年版では、第94~113回の過去20年間の看護師国家試験問題を約1600問選んで、それを解説し文章化してあります。ですから、この本を一通り読むと、社会福祉士や介護福祉士と共通する過去20年間の看護師国家試験問題を、約1600問を体験したことになります。また、この2024年第1版では、第100~110回の過去11年間の保健師国家試験問題1210問のうち統計学の計算問題等を抜いて900問程度、文章化して加筆してあります。
なにしろ過去問題の寄せ集めですから、唐突な文章で読みにくいかもしれません。一度しか出題されない問題は、内容が薄くなり、何度も出題された問題は、内容が濃くなるなど、濃淡ができてしまいました。看護師の国家試験問題は、毎年、類似問題が出題されるので、出題されない問題も含めて広く学ぶより、過去に出題された、毎年出題される問題を学んだ方が、試験対策としては効果的です。
本当は、出題された事項だけでなく、その関連事項を含めて、ひろく記述すれば、もっと良いものになるとは思いますが、とりあえず国家試験の受験勉強の効率化を優先しています。
自分が授業で使用する、テキストとして執筆したものですが、看護師をめざす学生の受験対策に利用していただくのはもちろんのこと、社会福祉士及び介護福祉士の受験対策にも役に立つと思いますし、国家試験を受験しない学生にとっても、一般的な社会福祉の基本書としても役立つ内容になっていると思います。読んでいただけると幸いです。
電子書籍は、全ての語句を自由に検索できるので、2024年版から索引を削除しました。悪しからずご了承ください。
南 牧生 拝
こんな感じです
内容も、ぼちぼち、このブログで紹介していきますね。
『看護学生のための社会福祉読本』は、
こちらで購入できます。