15の形に飽きたので、
16番目の形として、因縁のあるナイファンチ全伝をチョイス。
平安(ピンアン)は初段から五段まで。
ナイファンチは、初段、原型、全伝と三つになりました。
さて、ナイファンチ全伝の順番は覚えました。
自分では演武できないけど、他人には教えられるレベルです。
これはおかしいですね。
自分でできないものを他人に教えられるのかよ!
言い直します。
自分の身体操作で納得できる演武はまだできないけど、
順番を他人に教えることはできますよ。
という感じです。
でも、教わってくれる人は、誰もいないですけどね。
無想会の同志にも、誰もいないと思います。
覚えたのは自己満足に過ぎませんからね。
ナイファンチ(鉄騎)初段、二段、三段は、元々が一つの形で、
長いのでぶった切って分けて覚えたら、修行過程でズレて、
くっくかなくなってしまい、別々の形として定着していたのを、
沖縄空手研究者の新垣清師範が、再構築して世に送り出しました。
何度も何度も変更を繰り返し、しばらく固定されたあと、
コロナ禍時代のオンラインセミナーで、全面改訂され、
覚えるのが嫌になり、その後、ナイファンチ原型の登場とともに、
役割を終えたカタチです。
新垣清師範の沖縄空手研究としては、非常に意義のある研究だったのでは、
と思っています。
教えられる方はたまったもんじゃない!
と思いますけどね。
ただし、沖縄空手道無想会は、身体操作に拘る団体ですから、
形の順番には、それほど拘らず、
最新ヴァージョンを覚えなくても、教わった形で覚えて構わない。
と、最近はこのようになっています。
無想会の世話人に復帰するときの直訴によってこのようになりました。
ということは、旧ナイファンチ全伝でも、構わないんだ。
と思いましたが、どうも記憶に蓋をしてしまったらしく、
どうしても思い出せない。
5年間、全く演武しなかったんですものね。
ちなみに、無想会退会宣言中の3年間は、
空手の形自体、全く演武しませんでいた。
なんて意地っ張りな男じゃ。子どもか?
まあ、南風の人間ができていない話は、おいておいて、
なんとなく覚えているのは、約60挙動くらいを20秒程度で、
高速演武していた。
という記憶だけです。
新たに覚えなおした「新ナイファンチ全伝」の挙動を数えてみると、
約50挙動に減っていました。
10挙動ぐらい少なくなっているんだ。
ナイファンチ原型は、初段の半分に二段チョイで終わりの短い形ですものね。
令和の「新ナイファンチ全伝」は、
三段部分が少し短くなっているのと、
全部波返し、全部膝蹴りが、
全部波返しは多分変わらなくても、膝蹴りが一部変わっていて、
膝蹴り膝蹴りが無くなっている。
ナイファンチ初段系の持ち上げてカウンター裏拳も、
ただの裏拳打ちのみになっています。
そして、問題は、開始地点に戻るのか?
です。
なんどもなんども繰り返して、
開始地点に、しっかり戻る。
ということが解ったので、16番目の形として、
形短冊に追加される日も近そうですよ。
お読みいただき有難うございました。