こんにちは、南風です。今日のテーマは時間配分についてです。
資格試験の問題は、慣れないと時間がかかります。
試験は、時間制限がありますからね。
時間内に問題を沢山解かないといけません。
テキパキテキパキと問題を解く、事務能力が要求されます。
実は、私も、社会福祉士の資格を取得した時に、
時間配分で失敗してます。
私は、第14回社会福祉士国家試験を受験しました。
既に教員として教壇に立っていましたが、受験指導の経験はありませんでした。
勉強は過去問題と模擬問題のみ取り組みました。
その時は、全く時間配分という概念を持ちませんでした。
午前中の共通科目、一通り解らない問題を抜かしてマークして、
さて抜かした問題を解こうと時計をみたら、既に終了時間が迫っていました。
慌てて空欄に適当にマークを塗り、午前中終了。
不合格だと思いました。
午前中で激しく消耗し、教員としての自分を恥じました。
結果として合格しましたが、受験生に時間配分について口煩く指導するのは、この時の自分の経験からです。
4時間(240分)で150問解くために、1問を解くのに使える時間は最大で1分30秒程度です。
それ以上かけると全問解答する(シートにマークする)ことすらできなくなります。
したがって、正答を出すために、じっくり考える時間はありません。
さらに難問に「脳力」を消耗させている余裕はありません。
この国家試験(資格試験)は、テキパキ処理する事務能力が問われる試験です。
1問1分以内で解く。この時間感覚を身につけておくことが是非必要です。
1分30秒以上かかる場合は、答えが解らなくても、いったん「必ず」マークしてから次の問題にすすみましょう。
ここで大切なのは、解答用紙には「必ず」「マークして」から次の問題に進むことです。
解ける問題からと考えず、難しい問題を後回しにせずに、順番に「マーク」しましょう。
その理由の一つ目は、時間経過と進捗状況を把握しやすいからです。
30分で20問、60分で40問を超えている場合は、順調であると判断できるし、
90分で60問まで進んでいない場合は、時間が足りなくなると判断できます。
国試は問題との戦い以外に、時間との戦いもあります。全問必ず解く時間配分をしましょう。
その問題の次に、解ける問題があるかもしれません。
時間が足りなくなって解かないで終わるのはもったいないと思います。
マークシートに空欄がある場合は、ただでさえ問題が難しいのに、時間の計算まで難しくなり、「脳力」がさらに消耗します。
二つ目は、さかのぼって抜かした問題を改めて解くことにも、さらに時間のロスが発生するからです。
必ず、順番に解答(必ずマーク)しましょう。
早く終わって時間が余った場合にだけ、見直しに時間をかけることができるのです。
三つ目には、マークシートは、マークミスを誘います。
問題数が多い場合は、その問題に戻るのに、それからそこのマークシートを探すのに、また手間がかかります。
焦っている精神状態ではなおさらでしょう。見直しの時間は無いという前提で、次の問題に移る前に決断しましょう。
余裕を持って全問解き終わり、見直す時間があったら、消しゴムで消してマークしなおせばいいのです。
1問を1分以内に解くこと。
これが、見直しの時間をつくるために、必要なことです。
分らない問題に印をつけて、とりあえずマークして先に進みましょう。
見直しの時間を作れて、見直して違う選択肢を選んだら、
消しゴムで消して塗り直せば良いんです。
社会福祉士正誤ポイント、
介護福祉士正誤ポイント、
看護学生のための社会福祉読本は、
こちらで購入できます。