〈Qさんの実例〉
Qさんは治療中にこんな話をしました。
先生、三日前の朝のことです。目が覚めているのにはっきりと十五年ぐらい前に一緒に働いていた男性が現れて、「俺どうしても食べたい物があるんだけど、食べられないんだよなぁ」と言って消えたといいます。
その男性の奥さんも同じ会社で働いていた仲間で、Qさんもよく知っています。その男性は七年前に自宅の前で、脳こうそくで急死したそうです。
さっそく調べてみると、男性は暗いところにおり、何とか助かりたいとあの世からこの世の知人を探し求めていました。どうしても頼れる人がいなくて、ようやく心の勉強をしているQさんが分かり映像として現れたとのことです。
Qさんは、宇宙の真理がよくわかり、職場でも多くの人を助けています。早々に、この男性(亡夫)のことを奥さんにも伝え、その後私のところでこの男性を助け導きました。
〈Rさんの実例〉
R家の要件のみを書きます。
夫は、五十歳のときに脳こうそくのため左半身麻痺
義母、これを悲観して十年前に首つり自殺する
長男、四歳の時に自宅前にて交通事故で死亡
次男、未熟児で生まれ自閉症
本人、大腸にポリープができ検査の結果ガン細胞が見つかる
このような家全体の場合は先祖の因縁がほとんどです。
〈原因〉
R家の先祖の因縁です。
四代前の先祖が代官でした。自分の私利私欲のために罪もない人を多くいじめ苦しめました。自殺した人、病人、けが人などが多く出ました。いまだに四十人ぐらいの人が子孫に恨みを向けています。
〈対策〉
命根石を置き、一ヵ月間お詫びをしてもらいました。その後、多くの恨みの霊の人たちを助け導きました。あの世へ行くと、いくら自分たちが正しくても、恨みや敵を取ろうと思うと暗いところへ落とされてしまうのです。
霊になっても人間だから怒るのも当然ですし恨みの気持ちもわかります。だから、イエス様も親神様も許す心の大切さを教えています。許すということは、本当に難しいことです。どうしても、神の存在を知り神の心を理解しないと、心から許せなくなります。神の大愛を知ったとき、初めてどんな人も許せるようになります。
私もだいぶ許せるようになりました。腹も立たなくなりました。しかし、まだまだ神の心に近づくには先が遠いです。だから、このように『心の友』誌を書かせてもらっているのは、表面はみなさんに役立ってもらいたいと思っていますが、実際は自分自身の為なんです。書かせてもらうことにより、自分自身が学んでいるのです。だからありがたいのです。
UnsplashのYuika Takamuraが撮影した写真
*写真は本文とは関係ありません。
[解説] 心底許すというのは、修行が進んで高級霊にならないと難しいと思います。ただ、ある程度許すことができれば、暗いところに落ちないで済むのではないかと私は思います。
ある程度というのは、腹が立つ部分はあっても、とりあえず忘れようということができ、あの世に行って執着や恨みの念を持たない程度です。
ではどうしたらいいかというと、私は、自分も同じことをやっている可能性が高いと考えるのが一番効果的ではないかと思います。
どの魂も、いい時も悪い時も経験して、数百年だか数千年、もっと永く生きて成長していきます。調子に乗っている時代もあれば、散々な時代もあります。程度の差は確かにあると思いますが、それでも、失敗なしの魂はいません。
皆、多かれ少なかれ、他人に迷惑をかけたり悪さはするものです。
ですので、これは昔自分がやったことのブーメランかな、因果応報かな、と考えれば、仕方ないか、となります。
人間、自分もやっていた可能性が高いと思うと、そこまで怒れませんし、恨めません。
まあもちろん、中には、さすがにここまではひどくなかったろう、コイツだけは許さん!と思う場合もあると思います。そういうときは、死神に対処を任せればよいのです。
怒っていると、道連れにしてやる!自分も地獄に行っても構わん!と思う人もいますが、そう思うのはその時だけで絶対に後悔します。放置しておいても悪いやつは死神が地獄に連れて行くのですから、かかわらないことです。どういう構造かわからないのですが、地獄に落ちると、体がなくてものたうち回るほど苦しみます。こんなことなら、死神に処理をまかせて自分は上から眺めるだけにしておけばよかった〜!と絶対思うのです。そのような状況になったら百年単位で助けてもらえないこともあるので、損しかありません。
確かに、そういう経験を積んで成長するという風に捉えることも可能ですが、それでも、正直、要らない遠回りです。こればかりは、肯定できません。